研究課題/領域番号 |
23790679
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
武井 直子 川崎医科大学, 医学部, 助教 (00509276)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 石綿 / 中皮腫 / 胸膜プラーク / CTL / CD8 |
研究概要 |
石綿曝露による悪性中皮腫や肺癌の発症を抑制するための生体防御機構の一つとして、ナイーブCD8+T細胞が細胞傷害性T細胞(CTL)に分化し、腫瘍細胞を攻撃・殺傷することが重要である。本研究では、石綿添加培地中で混合リンパ球培養法を用いてCTL分化誘導を行ったところ、CD8+T細胞の増殖抑制を認めた。また、混合培養後のCD8+T細胞あたりの細胞傷害性の低下を見出した。更に、悪性中皮腫患者ではCD8+リンパ球の刺激後の細胞傷害性の低下を認めた。これらの成果は、悪性中皮腫発症の早期予防につながる重要な知見であると考えられる。
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