研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,「社会的孤立」を客観的な状態と主観的な感覚の2軸で捉え,社会的孤立の実態を明らかにすることであった。孤立状態は,同居者以外との接触頻度より測定し,対面的および非対面的接触の頻度を併せても週1回に満たない場合を「孤立」と定義した。孤立感は,孤立していると感じることがあるか尋ねた。結果,孤立と判断された約30%のうちの7割もが孤立感を抱いてないことが分かった。縦断的分析の結果からは,孤立感の有無にかかわらず客観的な孤立の有無が,4年後の生活能低下に影響を及ぼすこと,精神的健康面では,孤立していないにもかかわらず孤立感があることが,将来の精神的健康状態に影響を及ぼすことが示唆された。
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