研究課題
若手研究(B)
上皮増殖因子(EGF) familyに属する、HB-EGFを介する細胞増殖シグナルは、①EGF受容体リン酸化を介する系と②EGF前駆体のC末端核移行を介する細胞増殖シグナルがあることを報告してきた。今回、血圧降下剤であるテルミサルタンが、HB-EGF-C末端核移行シグナルを抑制する作用があることを見出した。テルミサルタンの細胞増殖抑制効果をin vitroにて大腸癌細胞株を使用して確認した。In vivoでは細胞増殖抑制傾向がみられた。テルミサルタンやその誘導体でHB-EGF-C末端核移行シグナルを抑制することは、新たな大腸癌治療戦略になりうると考えられた。
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PLoS One
巻: 8(2) 号: 2 ページ: e56770-e56770
10.1371/journal.pone.0056770
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3579940/