研究課題/領域番号 |
23790852
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
杜 隆嗣 神戸大学, 大学院・医学研究科, 院医学研究科 (50379418)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 高比重リポ蛋白 / HDL機能不全 / 冠動脈疾患 / 動脈硬化 / パラオキソナーゼ / ミエロペルオキシダーゼ / 炎症 / 再狭窄 / HDL / 脂肪酸解析 |
研究概要 |
高比重リポ蛋白(HDL)は、コレステロール逆転送、抗炎症、抗酸化など多彩な抗動脈硬化作用を有するが、炎症や糖尿病などの病態では質的変化をきたす(dysfunctional HDL)。血清ミエロペルオキシダーゼ(MPO)/パラオキソナーゼ1(PON1)比が高い患者ではHDLの抗炎症作用が減弱しており、同比がdysfunctional HDLの臨床マーカーとなることを示した。 さらにMPO/PON1比が冠動脈形成術後の病変再発と相関することより、HDLの質的変化が冠動脈疾患の発症・進展に関連することが示唆された。 一方、スタチン治療によりHDL-C値が増加するが、コレステロール引抜き能や抗酸化能も増強することを証明した。
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