研究概要 |
免疫調節性オリゴ核酸を封入した生分解性ポリケタルナノ粒子の肺内投与の効果を検証した。マウス急性・慢性肺炎症モデルは、珪酸粒子を投与した肺線維化モデルとエラスターゼ誘導肺気腫モデルを使用した。肺線維化モデルに対する気道内投与は呼吸機能を指標とする治療効果が見られなかったが、肺気腫モデルに対する免疫刺激性 ODN(CpG ODN)気道内投与は 3週後の呼吸機能(Resistance, Elastance, Compliance その他)の有意な改善が認められ、気腫化進展を抑制しうる可能性が示唆された。
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