クロウ-深瀬症候群の病態機序解明と再発予防に対する神経治療法開発

• 研究課題/領域番号: 23790975
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 神経内科学
• 研究機関: 千葉大学
• 研究代表者: 三澤 園子 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教 (30375753)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: クロウ / 深瀬症候群 / サリドマイド / 移植後再発 / 臨床試験 / クロウ・深瀬症候群 / クロウ-深瀬症候群 / 末梢血幹細胞移植 / 再発

研究概要

クロウ-深瀬症候群は形質細胞異常を背景に末梢神経障害・胸腹水・腎障害・皮膚変化など多彩な症状を呈する予後不良の疾患である。本研究は、クロウ-深瀬症候群の移植療法後の再発に注目し、再発に関連するリスクファクター・病態を明らかにすること、サリドマイドの再発予防効果について検討することを目的とする。本研究により、移植後の再発に関して、移植前治療の有無、移植前の病勢のコントロールが重要である旨の研究成果を得た。その成果に基づき、移植前のサリドマイド治療に関する臨床試験計画を作成し、実施体制整備を行った。本臨床試験は医師主導治験として平成25年7月に開始予定である。

研究成果

• [雑誌論文] Ambiguous effects of anti-VEGF monoclonal antibody (bevacizumab) for POEMS syndrome (2013)
  • 著者名/発表者名: Sekiguchi Y, Misawa S, Shibuya K, Nasu S, Mitsuma S, Iwai Y, Beppu M, Sawai S, Ito S, Hirano S, Nakaseko C, Kuwabara S.
  • 雑誌名: J Neurol Neurosurg Psychiatry 巻: (in press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Multipleangiogenetic factors are upregulated in POEMS syndrome. (2013)
  • 著者名/発表者名: Yamada Y.
  • 雑誌名: Ann Hematol. 巻: 92 号: 2 ページ: 245-248
  • DOI: 10.1007/s00277-012-1583-2
  • 査読あり
• [雑誌論文] Ambiguous effects of anti-VEGF monoclonal antibody (bevacizumab) for POEMS syndrome. (2013)
  • 著者名/発表者名: Sekiguchi Y.
  • 雑誌名: J Neurol Neurosurg Psychiatry. 巻: 印刷中
  • 査読あり
• [雑誌論文] Markedly upregulated serum interleukin-12 as a novelbiomarker in POEMS syndrome. (2012)
  • 著者名/発表者名: Kanai K.
  • 雑誌名: Neurology. 巻: 79 号: 6 ページ: 575-582
  • DOI: 10.1212/wnl.0b013e318263c42b
  • 査読あり
• [雑誌論文] Treatment forPOEMS (polyneuropathy, organomegaly, endocrinopathy, M-protein, and skin changes)syndrome. (2012)
  • 著者名/発表者名: Kuwabara S.
  • 雑誌名: Cochrane Database Syst Rev. 巻: 6
  • DOI: 10.1002/14651858.cd006828.pub3
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mobilization of PBSCs in poor mobilizers with POEMS syndrome usingG-CSF with plerixafor. (2012)
  • 著者名/発表者名: Shimizu N.
  • 雑誌名: Bone Marrow Transplant. 巻: 47 号: 12 ページ: 1587-1588
  • DOI: 10.1038/bmt.2012.80
  • 査読あり
• [雑誌論文] Preserved autonomic function in patients with POEMS syndrome. (2012)
  • 著者名/発表者名: Fujinuma Y.
  • 雑誌名: J Neurol 巻: 318 号: 1-2 ページ: 131-134
  • DOI: 10.1016/j.jns.2012.03.004
  • 査読あり
• [雑誌論文] Different neurological and physiological profiles in POEMS syndrome and chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy. (2012)
  • 著者名/発表者名: Nasu S.
  • 雑誌名: J Neurol Neurosurg Psychiatry. 巻: 83 号: 5 ページ: 476-479
  • DOI: 10.1136/jnnp-2011-301706
  • 査読あり
• [雑誌論文] Factors associated with the efficiency of PBSC collection in POEMSsyndrome patients undergoing autologous PBSC transplantation. (2012)
  • 著者名/発表者名: Shimizu N.
  • 雑誌名: Bone MarrowTransplant. 巻: 47 号: 7 ページ: 1010-1012
  • DOI: 10.1038/bmt.2011.211
  • 査読あり
• [雑誌論文] CIDPとPOEMS症候群の鑑別に関する研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: Nasu S, Misawa S, Sekiguchi Y, et al.
  • 雑誌名: JNNP 巻: in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] 感覚神経軸索の興奮性に関する研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: Fujimaki Y, Kanai K, Misawa S, et al.
  • 雑誌名: Clinical Neurophysiology 巻: in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] 軸索型ギラン・バレー症候群に関する研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: Sekiguchi Y, Uncini A, Yuki N, Misawa S, et al.
  • 雑誌名: JNNP 巻: 83 ページ: 23-28
  • 査読あり
• [雑誌論文] ALSの診断に関する研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: Noto Y, Misawa S, Kanai K, et al.
  • 雑誌名: Clinical Neurophysiology 巻: 123 ページ: 382-385
  • 査読あり
• [雑誌論文] Detection of bone lesions by CT in POEMS syndrome (2011)
  • 著者名/発表者名: Shibuya K, Misawa S, Horikoshi T, Kanai K, Isose S, Nasu S, Sekiguchi Y, Noto Y, Fujimaki Y, Nakaseko C, Kuwabara S.
  • 雑誌名: Intern Med 巻: Vol.50,No.13 ページ: 1393-1396
  • NAID: 130000770514
  • 査読あり
• [雑誌論文] POEMS syndrome with Guillan-Barre syndrome-like acute onset: acase report and review of neurological progression in 30 cases (2011)
  • 著者名/発表者名: Isose S, Misawa S, Kanai K, Shibuya K, Sekiguchi Y, Nasu S, Fujimaki Y, Noto Y, Nakaseko C, Kuwabara S.
  • 雑誌名: J Neurol Neurosurg Psychiatry 巻: Vol.82,No.6 号: 6 ページ: 678-680
  • DOI: 10.1136/jnnp.2010.205369
  • 査読あり
• [雑誌論文] ALSの診断に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: Misawa S, Noto Y, Shibuya K, et al.
  • 雑誌名: Neurology 巻: 77 ページ: 1532-1537
  • 査読あり
• [雑誌論文] ALSの病態に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: Shibuya K, Misawa S, Arai K et al.
  • 雑誌名: Experimental Neurology 巻: 232 ページ: 149-153
  • 査読あり
• [雑誌論文] 単一筋線維筋電図の正常値に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: Kokubun N, Sonoo M, Imai T, et al.
  • 雑誌名: Clinical Neurophysiology 巻: 123 ページ: 613-620
  • 査読あり
• [雑誌論文] POEMS症候群の診断に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: Shibuya K, Misawa S, Horikoshi T, et al.
  • 雑誌名: Internal Medicine 巻: 50 ページ: 1393-1396
  • 査読あり
• [雑誌論文] 単一筋線維筋電図による易疲労性の研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: Noto Y, Misawa S, Kanai K, et al.
  • 雑誌名: Clinical Neurophysiology 巻: 122 ページ: 2512-2517
  • 査読あり
• [雑誌論文] ALSの病態に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: Noto Y, Kanai K, Misawa S, et al.
  • 雑誌名: Amyotrophic lateral sclerosis 巻: 12 ページ: 140-143
  • 査読あり
• [学会発表] POEMS症候群に対する新規治療の現状:末梢血幹細胞移植とサリドマイド療法 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子、中世古知昭、澁谷和幹、金井数明、武内正博、大和田千桂子、清水直美、桑原聡
  • 学会等名: 第109回日本内科学会
  • 発表場所: 京都府
  • 年月日: 2012-05-12
• [学会発表] POEMS症候群に対して抗VEGFモノクローナル抗体療法は有効か? (2012)
  • 著者名/発表者名: 関口縁、三澤園子、澁谷和幹、那須彩子、三津間さつき、岩井雄太、磯瀬沙希里、桑原聡
  • 学会等名: 第30回日本神経治療学会
  • 発表場所: 福岡県
• [学会発表] POEMS症候群とCIDPの軸索特性の比較:軸索機能検査法を用いた検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三津間さつき、三澤園子、澁谷和幹、磯瀬沙希里、那須彩子、関口縁、岩井雄太、大森茂樹、杉本一男
  • 学会等名: 第42回日本臨床神経生理学会
  • 発表場所: 東京都
• [学会発表] POEMS症候群の自己末梢血幹細胞移植後の再発に関与する因子の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子、澁谷和幹、関口縁、那須彩子、三津間さつき、岩井雄太、桑原聡
  • 学会等名: 第24回日本神経免疫学会学術集会
  • 発表場所: 長野県
• [学会発表] POEMS症候群におけるVEGFの意義:抗VEGFモノクローナル抗体の有効性の観点から (2012)
  • 著者名/発表者名: 関口縁、三澤園子、澁谷和幹、那須彩子、三津間さつき、岩井雄太、桑原聡
  • 学会等名: 第24回日本神経免疫学会学術集会
  • 発表場所: 長野県
• [学会発表] POEMS症候群とCIDPの臨床像の比較:鑑別に有用な所見は何か? (2012)
  • 著者名/発表者名: 那須彩子、三澤園子、澁谷和幹、関口縁、三津間さつき、岩井雄太、桑原聡
  • 学会等名: 第24回日本神経免疫学会学術集会
  • 発表場所: 長野県
• [学会発表] POEMS症候群とCIDPの脱髄のメカニズムの比較:軸索機能検査法による検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三津間さつき、三澤園子、澁谷和幹、磯瀬沙希里、那須彩子、関口縁、金井数明、桑原聡
  • 学会等名: 第53回日本神経学会学術大会
  • 発表場所: 東京都
• [学会発表] POEMS症候群におけるサリドマイド療法:中・長期効果を中心に (2012)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子、澁谷和幹、金井数明、磯瀬沙希里、関口縁、那須彩子、別府美奈子、三津間さつき、桑原聡
  • 学会等名: 第53回日本神経学会学術大会
  • 発表場所: 東京都
• [学会発表] POEMS症候群の新規治療の現状と今後の課題 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子
  • 学会等名: 第53回日本神経学会学術大会
  • 発表場所: 東京都
• [学会発表] POEMS症候群とCIDPの脱髄のメカニズムの比較：軸索機能検査法による検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三津間さつき
  • 学会等名: 第53回 日本神経学会学術大会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] POEMS症候群の新規治療の現状と今後の課題 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子
  • 学会等名: 第53回 日本神経学会学術大会
  • 発表場所: 東京
  • 招待講演
• [学会発表] POEMS症候群におけるサリドマイド療法：中・長期効果を中心に (2012)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子
  • 学会等名: 第53回 日本神経学会学術大会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] POEMS症候群におけるVEGFの意義：抗VEGFモノクローナル抗体の有効性の観点から (2012)
  • 著者名/発表者名: 関口縁
  • 学会等名: 第24回 日本神経免疫学会学術集会
  • 発表場所: 軽井沢
• [学会発表] POEMS症候群の自己末梢血幹細胞移植後の再発に関与する因子の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子
  • 学会等名: 第24回 日本神経免疫学会学術集会
  • 発表場所: 軽井沢
• [学会発表] POEMS症候群とCIDPの臨床像の比較：鑑別に有用な所見は何か？ (2012)
  • 著者名/発表者名: 那須彩子
  • 学会等名: 第24回 日本神経免疫学会学術集会
  • 発表場所: 軽井沢
• [学会発表] POEMS症候群とCIDPの軸索特性の比較：軸索機能検査法を用いた検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三津間さつき
  • 学会等名: 第42回 日本臨床神経生理学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] クロウ・フカセ症候群の移植の予後に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子
  • 学会等名: 日本神経学会総会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
• [学会発表] クロウ・フカセ症候群の診断に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子
  • 学会等名: 日本末梢神経学会
  • 発表場所: 沖縄コンベンションセンター
• [学会発表] CIDPの病態に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子
  • 学会等名: 日本神経免疫学会(招待講演)
  • 発表場所: 京王プラザホテル
• [学会発表] 糖尿病性末梢神経障害に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子
  • 学会等名: 日本臨床神経生理学会(招待講演)
  • 発表場所: グランシップ静岡
• [学会発表] 糖尿病性末梢神経障害に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三澤園子
  • 学会等名: 日本臨床神経生理学会
  • 発表場所: グランシップ静岡