研究課題/領域番号 |
23790995
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
松井 尚子 徳島大学, 病院, 診療支援医師 (10547954)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 神経病態免疫学 / 重症筋無力症 / 胸腺 / ハッサル小体 / 制御性T細胞 / B細胞 |
研究概要 |
胸腺の髄質は自己反応性T細胞の負の選択による除去と、制御性T細胞(regulatory T cells, Treg)の産生という少なくとも2つの点で、自己寛容の成立に重要な役割を担っている。我々は、重症筋無力症(Myasthenia Gravis, MG)患者の胸腺内Tregの産生は減少していないとする研究結果を報告した。そこで、ハッサル小体に着眼したところ、MG患者胸腺でもとりわけ過形成胸腺において、Involucrin陽性のハッサル小体が増加していることを見い出した(論文投稿予定)。ヒトやマウスのハッサル小体は、髄質上皮細胞の最終分化において、特徴的な分子Involucrin を発現することがすでに報告されている。またMG患者の過形成胸腺でCCL21の過剰発現も認めた。MG患者胸腺においては、胸腺髄質上皮細胞の最終分化が変調し、自己反応性T細胞の産生に関わっている可能性が示唆された。
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