研究課題/領域番号 |
23791075
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山本 玲 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (00581191)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 造血幹細胞 / 自己複製能 / 多分化能 / microRNA / 血液前駆細胞 / 細胞系譜決定 / 自己複製 |
研究概要 |
造血幹細胞(CD34-KSL)において、CD150の発現と自己複製能が相関することが知られている。CD150+CD34-KSLに特異的に発現するmicroRNA(Dlk1-Dio3領域などに含まれる)を同定し、強制発現の系を利用して造血幹細胞の自己複製能を増幅させるもののスクリーニングを行った。自己複製能に関与するmicroRNAの同定には至らなかったが、候補microRNAは、すでに巨核球など、より分化血球細胞に発現するものも存在し、造血幹細胞画分がヘテロな集団であることが推測された。実際、白血球だけでなく赤血球・血小板も蛍光タンパクで標識されたマウスを用いてCD34-KSL細胞の単一細胞移植を行った。CD150+CD34-KSL画分には、全血球を出す造血幹細胞以外に、骨髄球系細胞(顆粒球・赤血球・血小板)のみを産生する細胞集団が存在し、一方、CD150-CD34-KSL画分は大多数が造血幹細胞であることが明らかとなった。上記、microRNAは、自己複製よりむしろ分化決定に関与する可能性があると考えられる。
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