イノシトールリン脂質代謝による喘息病態制御と新規治療薬開発の探究

• 研究課題/領域番号: 23791097
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 膠原病・アレルギー内科学
• 研究機関: 秋田大学
• 研究代表者: 竹田 正秀 秋田大学, 医学部, 助教 (30466594)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: PI3K / アレルギー / 喘息 / 好酸球 / eotaxin / PI3Kγ / PI3Kgamma / イノシトールリン脂質

研究概要

好酸球は喘息をはじめとしたアレルギー疾患の病態形成に関わっている。我々は主に炎症細胞に発現し、遊走・生存など様々な細胞機能を制御することが知られているPI3Kgammaの好酸球機能への影響を、選択的阻害薬を用いて検討した。その結果、PI3Kgamma選択的阻害薬が好酸球のeotaxinによる遊走・活性化を抑制することを見いだした。本研究により、PI3Kgammaが好酸球の細胞機能に重要な役割を果たすことが明らかとなり、PI3K.がアレルギー疾患治療の新たなターゲットとなりうることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Gender Difference in Allergic Airway Remodeling and Immunoglobulin Production In Mouse Model of Asthma. (2013)
  • 著者名/発表者名: Takeda M
  • 雑誌名: Respirology 巻: Mar 12 号: 5 ページ: 12078-12078
  • DOI: 10.1111/resp.12078
  • 査読あり
• [雑誌論文] Obesity and eosinophilic inflammation: does leptin play a role. (2012)
  • 著者名/発表者名: Takeda M
  • 雑誌名: Int Arch Allergy Immunol 巻: 158 suppl 号: Suppl. 1 ページ: 87-91
  • DOI: 10.1159/000337799
  • 査読あり
• [雑誌論文] Docosahexaenoic acid exerts anti-inflammatory actions on human eosinophils through PPAR-independent mechanisms. (2012)
  • 著者名/発表者名: Tanigai T
  • 雑誌名: Int Arch Allergy Immunol. 巻: 158 号: 4 ページ: 375-386
  • DOI: 10.1159/000332965
  • 査読あり
• [雑誌論文] アレルギー性炎症における気道構成細胞とイノシトールリン脂質のかかわり (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹田正秀,茆原順一
  • 雑誌名: 臨床免疫・アレルギー科 巻: 56巻2号 ページ: 159-165
• [雑誌論文] 病態 好酸球 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹田正秀、茆原順一
  • 雑誌名: 救急医学 巻: 35巻5号 ページ: 536-540
• [雑誌論文] 転写因子による制御 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹田正秀、茆原真実、茆原順一
  • 雑誌名: JOHNS 巻: 27巻11号 ページ: 1803-1808
• [学会発表] ヒト好酸球の接着能および活性酸素産生に対するPhosphoinositide 3-kinase γの関わり (2012)
  • 著者名/発表者名: 齊藤由紀子、竹田正秀、植木重治、小林良樹、守時由起、糸賀正道、茆原真実、今野泰典、伊藤亘、茆原順一
  • 学会等名: 第62回日本アレルギー学会秋季学術大会
  • 発表場所: 大阪
• [学会発表] The roles of Phosphoinositide 3-kinase gamma for eosinophil functions (2012)
  • 著者名/発表者名: Takeda M, Saito Y, Ueki S, Konno Y, Chihara M, Itoga M, Moritoki Y, Kobayashi Y, Ito W, Chihara J.
  • 学会等名: 31^th Congress of the European Academy of Allergology and Clinical Immunology
  • 発表場所: Geneva, Switzerland
• [学会発表] 好酸球の接着能・顆粒蛋白放出におけるPhosphoinositide 3-kinaseγの関わり (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹田正秀、伊藤亘、齊藤由紀子、植木重治、守時由起、小林良樹、糸賀正道、茆原真実、今野泰典、萱場広之、茆原順一
  • 学会等名: 第52回日本呼吸器学会学術講演会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] The roles of Phosphoinositide 3-kinase gamma for eosinophil functions. (2012)
  • 著者名/発表者名: Takeda M
  • 学会等名: 31th Congress of the European Academy of Allergology and Clinical Immunology
  • 発表場所: Geneva, Switzerland
• [学会発表] ヒト好酸球の接着能および活性酸素産生に対するPhosphoinositide 3-kinaseγの関わり (2012)
  • 著者名/発表者名: 齊藤由紀子
  • 学会等名: 第62回日本アレルギー学会秋季学術大会
  • 発表場所: 大阪
• [学会発表] ケモカインとgrowth factor産生測定によるマウス気道リモデリング形成の性差のメカニズムの検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹田 正秀
  • 学会等名: 第52回日本呼吸器学会学術講演会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] ヒト好酸球機能におけるPhosphoinositide 3-kinase gammaの役割 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹田正秀,伊藤亘,植木重治,今野泰典,茆原真実,糸賀正道,守時由起,小林良樹,萱場広之,茆原順一
  • 学会等名: 第40回日本免疫学会学術集会
  • 発表場所: 幕張
• [学会発表] 好酸球細胞機能におけるPhosphoinositide 3-kinaseγの関わり (2011)
  • 著者名/発表者名: 齊藤由紀子,竹田正秀,伊藤亘,木原純子,植木重治,小林良樹,守時由起,糸賀正道,今野泰典,茆原真実,萱場広之,茆原順一
  • 学会等名: 第61回日本アレルギー学会秋季学術大会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] ヒト好酸球の細胞生存および遊走能におけるPhosphoinositide 3-kinaseγの関わり (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹田正秀,伊藤亘,植木重治,木原純子,守時由起,谷貝朋美,糸賀正道,萱場広之,茆原順一
  • 学会等名: 第31回日本炎症・再生医学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] ヒト好酸球機能におけるPhosphoinositide 3-kinase gammaの役割 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹田正秀、伊藤亘、植木重治、今野泰典、茆原真実、糸賀正道、守時由起、小林良樹、萱場広之、茆原順一
  • 学会等名: 第40回日本免疫学会学術集会
  • 発表場所: 千葉