研究課題
若手研究(B)
全身性エリテマトーデス(SLE)は多因子疾患であることから、ゲノム関連解析によって発症に決定的に寄与する遺伝素因を解明することは困難であった。申請者らは、4 名の同胞のうち 3名が SLE を含む自己免疫疾患を発症した近親婚歴のある血族家系を見出した。本研究では、この血族家系を対象に、ポジショナルクローニングを行い疾患遺伝子座(FSLE-2; 1.1Mb)を同定した。さらに、エクソンキャプチャー・リシークエンス解析を行い、FSLE-2 に含まれる遺伝子多型を明らかにすることによって候補遺伝子を同定した。現在、候補遺伝子産物の生化学的特徴を明らかにするとともに、変異がその分子機能を変化させるメカニズムを解明するために候補遺伝子の遺伝子改変マウスを作製している。
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