研究課題
若手研究(B)
天疱瘡は、皮膚の角化細胞同士の接着分子であるデスモグレイン(Dsg)に対する自己抗体により生じる自己免疫疾患である。本研究では、ファージ提示法を用いたモノクローナル抗体の単離を基礎技術として、Dsg前駆体(preDsg)に対する自己抗体の解析と天疱瘡における「病原性決定領域」の検討を行った。主な成果として、落葉状天疱瘡を風土病とするチュニジアの一部で、健常人でもpreDsgに対して自己抗体が産生されることを示すことができたので、天疱瘡発症機序の解明につなげていきたい。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)
J Dermatol Sci
巻: 70(1) 号: 1 ページ: 19-25
10.1016/j.jdermsci.2013.02.002
J Invest Dermatol
巻: 132(4) 号: 4 ページ: 1141-1148
10.1038/jid.2011.449