研究課題
若手研究(B)
心の理論、認知的洞察、認知スキーマなどの社会的認知が、精神病発症リスク状態であるARMS (at-risk mental state) の機能転帰を予測しうるかどうかについて調べた。社会的認知の評価として29人のARMS患者を1年間追跡し、ベースライン時の社会的認知とベースライン時、6ヵ月後、12ヶ月後における全般機能と社会機能との相関を調べたところ、ベースライン時点で社会的認知と機能との関係は認められなかったが、認知スキーマの下位項目である自己ポジティブと半年後および社会機能との間に有意な相関が認められ、自己への肯定的なスキーマの強さがARMSの良好な転帰を予測することが示唆された。
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