研究課題/領域番号 |
23791374
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 公益財団法人神経研究所 |
研究代表者 |
中村 真樹 公益財団法人神経研究所, 研究部, 研究員 (70375054)
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研究期間 (年度) |
2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 精神生理学 / 重度閉塞性睡眠時無呼吸症候群 / voxel-based morphometory / diffusion tensor imaging / 間欠的低酸素状態 / 高次脳機能障害 / 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 / 視覚性抹消課題 / 数字符号照合検査 / 記憶更新検査 / 位置ストループ課題 / MRI |
研究概要 |
重度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の症例を対象に意欲・高次認知機能を評価し、睡眠呼吸指数との関連を検討した。また、認知機能に影響を与えている睡眠呼吸指数の影響を受ける脳領域をFA/ADC画像、灰白質画像・白質画像にて検討した。その結果、自覚的な眠気と意欲に関連があり、睡眠呼吸指数のうち最低SpO2のみが高次脳機能に影響を与えていた。神経軸索の微細な変化を反映するADC・FA画像では高次脳機能を司るとされる内側前頭野・下前頭葉および覚醒に関わる神経核群が存在する脳幹・中脳橋部のADC・FA値が低酸素侵襲の指標である最低SpO2と正の相関を認め、同領域の白質密度も同様に正の相関を認めた。また、海馬傍回灰白質密度も最低SpO2と正の相関を認めた。以上のことから、重度閉塞性睡眠時無呼吸症候群では、低酸素侵襲がわずかながらに認知機能低下をもたらし、これは、脳の軸索レベルでの低酸素侵襲による微小な障害を伴っていることが示された。
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