研究課題/領域番号 |
23791395
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
神沼 拓也 群馬大学, 重粒子線医学推進機構, 助教 (60599538)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 放射線 / 神経細胞 / ミクログリア / 国際情報交流 |
研究概要 |
近年の報告で、成熟脳に見られるミクログリアは胎生8日以前に卵黄嚢で生産されるマクロファージに由来し、出生後の骨髄造血幹細胞はミクログリアの供給に関与してない事が示されている。一方で、全身照射を受けたマウス脳において、骨髄から脳内に移行してミクログリア様の性質を示す細胞(BMDM)の存在が確認されている。本研究では成熟マウスに前処置の後GFP標識された骨髄細胞を移植した。骨髄移植から4週間後、頭部照射群には頭部に13Gyを照射し、対象群(n=5)は照射せずに経過を観察し、8週間後に小脳のBMDMの有無を観察したところ、骨髄からの移行を示唆するGFP陽性細胞は、頭部照射群では小脳にびまん性に認められたが、対照群ではほとんど認められなかった。このことからBMDMは頭部への照射のみで誘導されることが明らかになった。
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