研究課題
若手研究(B)
老化やストレス性疾患の客観的な評価法の開発を目的として、脳内のσ-1受容体のイメージング研究に取り組んだ。しかし、新規に合成したp-ヨード-trans-デカリンベサミコール(PIDV)は、化合物デザインした段階での予想とは異なり、in vitroにおいて、σ-2受容体に親和性と選択性を有することを見出した。σ-2受容体は乳がんなど、細胞分化が活発な腫瘍に多く発現することが知られているが、臨床応用可能なσ-2受容体選択的リガンドは未だ開発されていない。増殖能が大きい腫瘍細胞の画像診断が可能となるσ-2受容体イメージング剤の開発に向けて、大きな足掛かりを築くのに成功した。
すべて 2014
すべて 学会発表 (2件)