研究課題/領域番号 |
23791413
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
木村 寛之 京都大学, 放射性同位元素総合センター, 助教 (50437240)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 放射性医薬品 / 造影剤 / 前立腺癌 / 前立腺がん |
研究概要 |
本研究の目的は、疾患の分子機構を標的として、病態生理学的観点と製剤学的観点からプローブ設計を行い、前立腺がんの核医学診断を目的としたPET・SPECT用分子イメージングプローブを設計・創製することにある。本研究では、前立腺がんの細胞膜上に発現する特異的タンパク質であるProstate-specific membrane antigen(PSMA)を標的としたイメージングプローブの開発を計画した。PMSA の阻害剤として報告されているメルカプト基を有する非対称ウレア化合物を母格として選択し、新規プローブ[123I]IGLCE を設計・合成した。[123I]IGLCE は in vitro で PSMA に対する高い親和性、プローブとしての十分な安定性を示した。腫瘍移植モデルマウスにて PSMA 発現腫瘍(LNCaP)に高い集積を示し、その集積は PSMA の阻害剤 2-PMPA で阻害された。 [123I]IGLCEを用いた SPECT/CT 撮像では LNCaP を選択的に描出し、[123I]IGLCE の前立腺がん診断用プローブとしての有効性が示唆された。
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