研究課題
若手研究(B)
溶解型ゼラチンスポンジ(RMG)をシスプラチンキャリアー として使用し、その徐放性及び安全性を確認する基礎的実験を行った。正常豚 15 頭を TAI(動注療法)群、Transient TACE(120)群、Transient TACE(360)群の各 5 頭に分配。全身麻酔下に、左肝動脈より、TAI 群はシスプラチン; IAC (アイエーコール) 0.80mg/kg を 10 分間持続動注、Transient TACE(120)群、Transient TACE(360)群は、それぞれ RMG -シスプラチン混合液を左肝動脈より10 分かけて持続動注した。その後、左肝静脈より総白金濃度、蛋白非結合型白金濃度を測定し、時間濃度曲線を求め、ACU 値の比較を行った。24 時間後に肝臓を摘出し、肝組織障害体積率を測定した。RMG が溶解(再開通)するとともに抗癌剤が溶出され、in vivo でも RMG の徐放性が確認できた。 約 120 分、360 分で溶解する RMG、いずれの動注においても、24 時間後には少ないながらも、有意差をもって組織障害が認められた。
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Cardiovasc Intervent Radiol
巻: 36.4 ページ: 1097-104
巻: 36 号: 4 ページ: 1097-1104
10.1007/s00270-012-0499-5