大腸全摘および回腸嚢肛門吻合術後の回腸嚢粘膜変化の解明

• 研究課題/領域番号: 23791513
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 渡辺 和宏 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (30569588)
• 連携研究者: 鈴木 秀幸 東北大学, 大学院 生体調節外科学, 大学院生
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 潰瘍性大腸炎 / 家族性大腸腺腫症 / 回腸嚢炎 / 大腸全摘術 / 回腸のう炎

研究概要

潰瘍性大腸炎（UC）および家族性大腸腺腫症（FAP）の手術治療は、大腸全摘・回腸嚢肛門吻合術（IPAA）が標準術式となっているが、合併症として回腸嚢炎が知られている。回腸嚢炎の原因はいまだはっきりしておらず、これらの病態の解明が、両疾患そのものの病態の解明につながる可能性を秘めている。本研究では、（１）潰瘍性大腸炎または家族性大腸腺腫症に対してIPAAを施行した症例を対象に経時的変化を追い、回腸嚢炎を発症した症例における遺伝子変化の検討、および、（２）正常小腸粘膜と正常大腸粘膜の遺伝子発現プロファイルの検討、および（３）回腸間置マウスを作成しSham群との遺伝子発現の差異の検討を目的とした。

研究成果

• [雑誌論文] Long-term Incidence and Characteristics of Intestinal Failure in Crohn's disease : A Multicenter Study (2014)
  • 著者名/発表者名: Watanabe K, Sasaki I, Fukushima K, et al.
  • 雑誌名: Journal of Gastroenterology 巻: Vol.49, No.2 ページ: 231-238
  • 査読あり
• [雑誌論文] Crohn病に対する外科治療切除吻合法(手縫い吻合vs器械吻合) : 東北大学法 (2014)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏、長尾宗紀、羽根田祥, 他
  • 雑誌名: 外科 巻: Vol.76 ページ: 261-266
• [雑誌論文] Long-term Incidence and Characteristics of Intestinal Failure in Crohn’s disease: A Multicenter Study (2014)
  • 著者名/発表者名: Watanabe K, Sasaki I, Fukushima K, Futami K, Ikeuchi H, Sugita A, Nezu R, Mizushima T, Kameoka S, Kusunoki M, Yoshioka K, Funayama Y, Watanabe T, Fujii H, Watanabe M
  • 雑誌名: Journal of Gastroenterology 巻: 49 号: 2 ページ: 231-238
  • DOI: 10.1007/s00535-013-0797-y
  • 査読あり
• [雑誌論文] Crohn病に対する外科治療 切除吻合法（手縫い吻合vs器械吻合）：a）東北大学法 (2014)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏、長尾宗紀、羽根田祥、神山篤史、舟山裕士、高橋賢一、海野倫明、福島浩平
  • 雑誌名: 外科 巻: 76 ページ: 261-266
• [雑誌論文] 周術期における抗菌薬の適正使用.炎症性腸疾患 (2013)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 雑誌名: 外科 巻: Vol.73 ページ: 591-595
• [雑誌論文] 潰瘍性大腸炎‐長期経過観察例の諸問題.術後長期経過例の推移 (2013)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 雑誌名: 臨牀消化器内科 巻: Vol.26 ページ: 1145-1151
• [雑誌論文] 周術期における抗菌薬の適正使用．炎症性腸疾患． (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 雑誌名: 外科 巻: 73 ページ: 591-595
• [雑誌論文] 潰瘍性大腸炎-長期経過観察例の諸問題 術後長期経過例の推移 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 雑誌名: 臨牀消化器内科 巻: 26 ページ: 1145-1151
• [学会発表] Long-term Incidence and Characteristics of Intestinal Failure in Crohn's disease : A Japanese Multicenter Study (2014)
  • 著者名/発表者名: Watanabe K, Sasaki I, Fukushima K, et al
  • 学会等名: ECCO2014
  • 発表場所: コペンハーゲン、デンマーク
  • 年月日: 2014-02-20
• [学会発表] Long-term Incidence and Characteristics of Intestinal Failure in Crohn's disease: A Japanese Multicenter Study. (2014)
  • 著者名/発表者名: Watanabe K, Sasaki I, Fukushima K, Futami K, Ikeuchi H, Sugita A, Nezu R, Mizushima T, Kameoka S, Kusunoki M, Yoshioka K, Funayama Y, Watanabe T, Fujii H, Watanabe M.
  • 学会等名: ECCO2014
  • 発表場所: コペンハーゲン, デンマーク
• [学会発表] 高齢者の重症潰瘍性大腸炎に対する外科治療の問題点 (2012)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 学会等名: 第67回日本消化器外科学会総会
  • 発表場所: 富山
  • 年月日: 2012-07-18
• [学会発表] 重症潰瘍性大腸炎の手術成績の比較検討〜高齢者群vs.非高齢者群〜 (2012)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 学会等名: 第98回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2012-04-19
• [学会発表] クローン病における腸管不全(短腸症候群)の累積発生率の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 学会等名: JDDW2011
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2011-10-20
• [学会発表] The actuarial incidence of intestinal failure in Crohn's disease : thirty-five year experience (2011)
  • 著者名/発表者名: Watanabe K
  • 学会等名: International Surgical Week 2011
  • 発表場所: Yokohama
  • 年月日: 2011-08-28
• [学会発表] クローン病の手術症例における腸管不全(短腸症候群)の発生頻度の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 学会等名: 第111回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2011-05-26
• [学会発表] クローン病の術後長期症例における腸管不全(短腸症候群)の発生頻度と特徴 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 学会等名: 第97回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2011-05-13
• [学会発表] クローン病の手術症例における腸管不全（短腸症候群）の発生頻度の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 学会等名: 第111回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] クローン病の術後長期症例における腸管不全(短腸症候群)の発生頻度と特徴 (2011)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏
  • 学会等名: 第66回日本消化器外科総会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] The actuarial incidence of intestinal failure in Crohn's disease: thirty-five year experience (2011)
  • 著者名/発表者名: Watanabe K
  • 学会等名: International Surgical Week, 2011
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] 高齢者の重症潰瘍性大腸炎に対する外科治療の問題点
  • 著者名/発表者名: 渡辺 和宏
  • 学会等名: 第67回日本消化器外科学会総会
  • 発表場所: 富山
• [学会発表] 重症潰瘍性大腸炎の手術成績の比較検討～高齢者群 vs. 非高齢者群～
  • 著者名/発表者名: 渡辺 和宏
  • 学会等名: 第98回日本消化器病学会総会
  • 発表場所: 東京
• [図書] 腸管不全例への対応,炎症性腸疾患の外科治療 (2013)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏、佐々木巖、海野倫明
  • 総ページ数: 254
• [図書] 新しい吻合法:Antimesenteric cutback end-to-end anastomosis, 炎症性腸疾患の外科治療 (2013)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏、佐々木巖、海野倫明
  • 総ページ数: 254
• [図書] 炎症性腸疾患の外科治療 (2013)
  • 著者名/発表者名: 渡辺和宏、佐々木巖、海野倫明
  • 総ページ数: 254
  • 出版者: メジカルビュー社