幹細胞ニッチからの食道扁平上皮癌リンパ節転移機構の解明と治療

• 研究課題/領域番号: 23791553
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 喜多 芳昭 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 特任助教 (30570692)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 微小環境 / 癌幹細胞 / マイクロアレイ / 細胞実験

研究概要

microarray を用いて幹細胞ニッチに関わる遺伝子群を同定した. (1)細胞周期に関係する 1遺伝子に対し,発現・機能解析を行い,腫瘍深達度,リンパ管侵襲,病期,遠隔転移,予後と相関することを見出した.(2)糖代謝に関連する遺伝子 Glut-1 が含まれており,免疫染色で発現を確認,糖代謝を利用した PET 検査の結果を用い FDG 集積と相関することを見出した.以上,食道表在癌における PET 検査の意義として論文発表を行った.

研究成果

• [雑誌論文] Sox2 cooperates with inflammation-mediated stat3 activation in the malignant transformation of foregut Basal progenitor cells (2013)
  • 著者名/発表者名: Liu K, Jiang M, Lu Y, Chen H, Sun J, Wu S, Ku WY, Nakagawa H, Kita Y, Natsugoe S, Peters JH, Rustgi A, Onaitis MW, Kiernan A, Chen X, Que J
  • 雑誌名: Cell Stem Cell 巻: 12(3) ページ: 304-15
  • 査読あり
• [雑誌論文] Clinical Significance of (18)F-fluorodeoxyglucose Positron Emission Tomography in Superficial Esophageal Squamous Cell Carcinoma. (2013)
  • 著者名/発表者名: Kita Y, Ueno S, et al.
  • 雑誌名: Ann Surg Oncol. 巻: 20 号: 5 ページ: 1646-1652
  • DOI: 10.1245/s10434-012-2796-2
  • NAID: 120005447077
  • 査読あり
• [雑誌論文] Sox2 cooperates with inflammation-mediated stat3 activation in the malignant transformation of foregut Basal progenitor cells (2013)
  • 著者名/発表者名: Liu K,Kita Y,et al.
  • 雑誌名: Cell Stem Cell 巻: 12 ページ: 304-315
  • 査読あり
• [雑誌論文] 1 期的縫合閉鎖が有効であった食道穿孔の 2 例.臨床外科 (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,松本正隆,内門泰斗,奥村浩,大脇哲洋,夏越祥次
  • 雑誌名: 医学書院 巻: 67(5) ページ: 715-719
  • URL: http://www.bitway.ne.jp/ejournal/so-net/1407104089.html
  • 査読あり
• [雑誌論文] 1期的縫合閉鎖が有効であった食道穿孔の2例 (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭
  • 雑誌名: 臨床外科 巻: 67 ページ: 715-719
  • 査読あり
• [雑誌論文] 緩やかな経過をとり術前診断が困難であった絞扼性イレウスの1例.外科 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,宮薗太志,萩原貴彦,才原哲史,夏越祥次
  • 雑誌名: 南江堂 巻: 73(1) ページ: 101-104
  • URL: http://ci.nii.ac.jp/naid/40017648714
  • 査読あり
• [雑誌論文] 緩やかな経過をとり術前診断が困難であった絞扼性イレウスの１例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭，宮薗太志，萩原貴彦，才原哲史，夏越祥次
  • 雑誌名: 外科 巻: 73 ページ: 101-104
  • 査読あり
• [雑誌論文] STC2: A Predictive Marker for Lymph Node Metastasis in Esophageal Squamous Cell Carcinoma (2011)
  • 著者名/発表者名: Kita Y, Mimori K, Iwatsuki M, Yokobori T, Ieta K, Tanaka F , Ishii H, Okumura H, Natsugoe S, Mori M
  • 雑誌名: Ann Surg Oncol 巻: 18 ページ: 261-272
  • 査読あり
• [学会発表] 切除不能局所進行食道癌に対する治療方針と予後の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,奥村浩,内門泰斗,佐々木健,田上聖徳,松本正隆,平木嘉幸,大脇哲洋,石神純也,夏越祥次
  • 学会等名: 第66回日本食道(ポスター)
  • 発表場所: 所沢市
  • 年月日: 2012-06-22
• [学会発表] 大腸癌 Sentinel Node 理論の臨床応用の可能性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,上之園芳一,有上貴明,有馬豪男,萩原貴彦,原口尚士,盛真一郎,北薗正樹,石神純也,上野真一,夏越祥次
  • 学会等名: 第112回日本外科学会定期学術総会(サージカルフォーラム)
  • 発表場所: 幕張
  • 年月日: 2012-04-12
• [学会発表] 大腸癌Sentinel Node理論の臨床応用の可能性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭
  • 学会等名: 第112回日本外科学会定期学術総会
  • 発表場所: 幕張市
• [学会発表] 切除不能局所進行食道癌に対する治療方針と予後の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭
  • 学会等名: 第66回日本食道学会
  • 発表場所: 軽井沢
• [学会発表] 腹腔鏡補助下に切除した横行結腸脂肪腫の 1 例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,山崎洋一,北薗正樹,内門泰斗,有上貴明,松本正隆,奥村浩,大脇哲洋,石神純也,上野真一,夏越祥次
  • 学会等名: 第24回日本内視鏡外科学会総会(一般演題)
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2011-12-09
• [学会発表] 下部直腸癌に対して術前化学放射線療法を併用し肛門温存手術を行った 2 例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,盛真一郎,内門泰斗,有上貴明,北薗正樹,石神純也,上野真一,夏越祥次
  • 学会等名: 第36回大腸肛門病学会九州地方会(一般演題)
  • 発表場所: 福岡市
  • 年月日: 2011-11-05
• [学会発表] 食道表在癌における FDG-PET の有用性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,松本正隆,内門泰斗,奥村 浩,尾本 至,田上聖徳,瀬戸山徹郎,大脇哲洋,石神純也,上野真一,夏越祥次
  • 学会等名: 第9回消化器外科学会大会(JDDW) (ポスター)
  • 発表場所: 福岡市
  • 年月日: 2011-10-23
• [学会発表] Clinical significance of LAMB3 and COL7A1 mRNA in esophageal squamous cell carcinoma (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,松本正隆, 内門泰斗,瀬戸山徹郎,田上聖徳,大脇哲洋,奥村 浩,石神純也,新地洋之,上野真一,三森功士,森 正樹,夏越祥次
  • 学会等名: 第70回日本癌学会総会(ポスター)
  • 発表場所: 名古屋市
  • 年月日: 2011-10-03
• [学会発表] Expression of uPAR mRNA in peripheral blood is a favourite marker for metastasis in gastric cancer cases (2011)
  • 著者名/発表者名: Yoshiaki Kita, Masataka Matsumoto, Hiroshi Okumura, Yasuto Uchikado, Tetsuro Setoyama, Sumiya Ishigami, Tetsuhiro Owaki, Koshi Mimori, Takeo Fukagawa,Masaki Mori, Shoji Natsugoe
  • 学会等名: 8th International Symposium on Minimal Residual Cancer (Oral presentation)
  • 発表場所: Osaka
  • 年月日: 2011-09-21
• [学会発表] 腹腔鏡下に腹壁瘢痕ヘルニア根治術を行った 2 例(一般演題) (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,貴島孝,内門泰斗,北薗正樹,石神純也,上野真一,夏越祥次
  • 学会等名: 第21回九州内視鏡下外科手術研究会
  • 発表場所: 福岡市
  • 年月日: 2011-09-03
• [学会発表] 食道表在癌における FDG-PET の意義 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,松本正隆,内門泰斗,奥村 浩,尾本 至,田上聖徳,瀬戸山徹郎,大脇哲洋,石神純也,加治屋より子,夏越祥次
  • 学会等名: 第66回消化器外科学会総会(企画関連口演)
  • 発表場所: 名古屋市
  • 年月日: 2011-07-13
• [学会発表] 食道表在癌におけるFDG-PETの意義 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭，松本正隆，内門泰斗，奥村 浩，尾本 至，田上聖徳，瀬戸山徹郎，大脇哲洋，石神純也，加治屋より子，夏越祥次
  • 学会等名: 第66回消化器外科学会総会
  • 発表場所: 名古屋市
• [学会発表] Expression of uPAR mRNA in peripheral blood is a favourite marker for metastasis in gastric cancer cases (2011)
  • 著者名/発表者名: Yoshiaki Kita, Masataka Matsumoto, Hiroshi Okumura, Yasuto Uchikado, Tetsuro Setoyama, Sumiya Ishigami, Tetsuhiro Owaki, Koshi Mimori, Takeo Fukagawa,Masaki Mori, Shoji Natsugoe
  • 学会等名: 8th International Symposium on Minimal Residual Cancer
  • 発表場所: 大阪市
• [学会発表] Clinical significance of LAMB3 and COL7A1 mRNA in esophageal squamous cell carcinoma (2011)
  • 著者名/発表者名: 多芳昭，松本正隆, 内門泰斗，瀬戸山徹郎，田上聖徳，大脇哲洋，奥村 浩，石神純也，新地洋之，上野真一，三森功士，森 正樹，夏越祥次
  • 学会等名: 第70回日本癌学会総会
  • 発表場所: 名古屋市
• [学会発表] 食道表在癌におけるFDG-PETの有用性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭，松本正隆，内門泰斗，奥村 浩，尾本 至，田上聖徳，瀬戸山徹郎，大脇哲洋，石神純也，上野真一，夏越祥次
  • 学会等名: 第9回消化器外科学会大会(JDDW )
  • 発表場所: 福岡市
• [学会発表] 食道扁平上皮癌における LAMB3 と COL7A1 の発現
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,松本正隆,内門泰斗,奥村 浩,瀬戸山徹郎,大脇哲洋,石神純也,三森功士,森 正樹,夏越祥次
  • 学会等名: 第65回食道学会総会
  • 発表場所: 紙面発表
• [学会発表] 食道疾患における食道洗浄液培養の検討
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,大脇哲洋,松本正隆,内門泰斗,尾本 至,恵 浩一,奥村 浩,瀬戸山徹郎,石神純也,新地洋之,上野真一,夏越祥次
  • 学会等名: 第111回日本外科学会定期学術総会
  • 発表場所: 紙面発表
• [図書] 癌転移の分子機構.消化器外科学レビュー2012 -最新主要文献と解説- (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,夏越祥次
  • 出版者: 総合医学社
• [図書] 消化器外科学レビュー2012 -最新主要文献と解説- 癌転移の分子機構 (2012)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭
  • 出版者: 総合医学社
• [図書] 癌の遺伝子診断・治療.消化器外科学レビュー2011 -最新主要文献と解説- (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭,夏越祥次
  • 出版者: 総合医学社
• [図書] 消化器外科学レビュー2011 -最新主要文献と解説- 「癌の遺伝子診断・治療」 (2011)
  • 著者名/発表者名: 喜多芳昭，夏越祥次
  • 総ページ数: 244
  • 出版者: 総合医学社