大腸癌細胞膜表面EGFR検出によるCetuximab感受性予測法の開発

• 研究課題/領域番号: 23791559
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 茂田 浩平 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (30528790)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 大腸癌 / 分子標的治療薬 / セツキシマブ

研究概要

セツキシマブは,癌細胞の表面に位置する上皮成長因子受容体(EGFR)に結合し,EGFRからのシグナル伝達を阻害して腫瘍増殖・転移に関与する細胞機能を抑制する分子標的治療薬の一つです.本研究は,セツキシマブを用いてEGFRを検出する方法を新しく開発し,この新しい手法により定量したEGFR発現量と大腸癌細胞における腫瘍増殖抑制効果の相関を示すことに成功しました.本研究の結果より,セツキシマブ治療群の中でもより感受性の高い症例の抽出が可能となり,薬剤選択に大きな指針を与える可能性があると考えられました.

研究成果

• [雑誌論文] Expression of epidermal growth factor receptor detected by cetuximab indicates its efficacy to inhibit in vitro and in vivo proliferation of colorectal cancer cells (2013)
  • 著者名/発表者名: Kohei Shigeta, Tetsu Hayashida, Yoshinori Hoshino, Koji Okabayashi, Takashi Endo, Yoshiyuki Ishii, Hirotoshi Hasegawa, Yuko Kitagawa
  • 雑誌名: PLOS ONE 巻: 8(6) 号: 6 ページ: e66302-e66302
  • DOI: 10.1371/journal.pone.0066302
  • 査読あり
• [雑誌論文] Expression of epidermal growth factor receptor detected by cetuximab indicates its efficacy to inhibit in vitro and in vivo proliferation of colorectal cancer cells (2013)
  • 著者名/発表者名: Kohei Shigeta
  • 雑誌名: PLOS ONE 巻: 不明
  • 査読あり
• [学会発表] Expression of EGFR on membrane surface detected by cetuximab itself contributes to the efficacy of cetuximab in colorectal cancer cell (2013)
  • 著者名/発表者名: Kohei Shigeta
  • 学会等名: AACR/JCA joint conference 2013
  • 発表場所: Maui, Hawaii
  • 年月日: 2013-02-24
• [学会発表] 大腸癌細胞膜表面EGFR の発現量とCetuximab感受性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 茂田 浩平
  • 学会等名: 日本癌学会総会2012
  • 発表場所: 札幌 ポスター
  • 年月日: 2012-09-20
• [学会発表] 大腸癌細胞膜表面EGFRとCetuximab感受性の相関 (2012)
  • 著者名/発表者名: 茂田 浩平
  • 学会等名: 日本癌転移学会総会2012
  • 発表場所: 広島ワークショップ6-3
  • 年月日: 2012-07-13
• [学会発表] 大腸癌細胞膜表面EGFRとCetuximab感受性の相関
  • 著者名/発表者名: 茂田 浩平
  • 学会等名: 日本がん転移学会
  • 発表場所: 広島 ワークショップ6-3
• [学会発表] 大腸癌細胞膜表面EGFRの発現量とCetuximab感受性
  • 著者名/発表者名: 茂田 浩平
  • 学会等名: 日本癌学会
  • 発表場所: 札幌 ポスター
• [学会発表] セツキシマブにより検出されたEGFR発現量と薬剤感受性の相関の検討
  • 著者名/発表者名: 茂田 浩平
  • 学会等名: 日本消化器外科学会
  • 発表場所: 宮崎 企画関連口演 消化器癌個別化治療 6