中皮腫に特異的なＤＮＡメチル化を標的とした胸膜悪性中皮腫の早期診断法の開発

• 研究課題/領域番号: 23791570
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 胸部外科学
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 浅野 博昭 岡山大学, 大学病院, 助教 (70534775)
• 研究協力者: 豊岡 伸一 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (30397880) ; 佃 和憲 岡山大学, 大学病院, 講師 (20346430) ; 宗 淳一 岡山大学, 大学病院, 助教 (90559890) ; 村岡 孝幸 岡山大学, 大学病院, 医員(現在:屋島総合病院・外科)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 胸膜悪性中皮腫 / マイクロRNA / miR-34b/c / DNAメチル化 / デジタルPCR / 血清DNA / 悪性中皮腫 / 早期診断

研究概要

本研究は悪性胸膜中皮腫で高率にメチル化しているマイクロRNA(hsa-miR-34b/c)のプロモーター領域に着目し、Methylation Specific PCR法と高感度なDigital PCR法を組み合わせて、患者血清中の微量な腫瘍由来DNAからこのメチル化を検出する検査法を確立した。この検査法の特異度は77%、感度は67%であった。今後、感度と特異度をさらに改善できれば、悪性胸膜中皮腫のスクリーニングや治療後の経過観察への応用が期待できる。

研究成果

• [雑誌論文] The degree of microRNA-34b/c methylation in serum-circulating DNA is associated with malignant pleural mesothelioma. (2013)
  • 著者名/発表者名: Muraoka T, Soh J, Toyooka S, Aoe K, Fujimoto N, Hashida S, Maki Y, Tanaka N, Shien K, Furukawa M, Yamamoto H, Asano H, Tsukuda K, Kishimoto T, Otsuki T, Miyoshi S.
  • 雑誌名: Lung Cancer 巻: 82 号: 3 ページ: 485-490
  • DOI: 10.1016/j.lungcan.2013.09.017
  • NAID: 120005367626
  • 査読あり
• [学会発表] Usefulness of sensitive digital PCR assay to quantify microRNA-34b/c methylation in the circulating serum DNA of malignant mesothelioma patients (2012)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Muraoka
  • 学会等名: American Association for Cancer Research Annual Meeting
  • 発表場所: 米国