進行性骨化性線維異形成症性の病態解明および創薬に向けたアッセイ系の確立

• 研究課題/領域番号: 23791636
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 整形外科学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 池谷 真 京都大学, iPS細胞研究所, 准教授 (20442923)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 進行性骨化症線維異形成症 / 進行性骨化性線維異形成症 / 異所性骨化 / BMP受容体

研究概要

異所性骨化を示す難治性疾患の一つである進行性骨化性線維異形成症(Fibrodysplasia ossificans progressiva、以下FOP)罹患者よりiPS細胞を樹立した。作製したFOP-iPS細胞は野生型iPS細胞に比べて、石灰化結節形成能および軟骨細胞分化が亢進していることが分かった。同時に、石灰化結節形成の亢進を抑制する化合物スクリーニングのアッセイ系を構築した

研究成果

• [雑誌論文] Genetically Matched Human iPS Cells Reveal that Propensity for Cartilage and Bone Differentiation Differs with Clones, not Cell Type of Origin (2013)
  • 著者名/発表者名: Nasu A
  • 雑誌名: PLoS One 巻: 8 号: 1 ページ: e53771-e53771
  • DOI: 10.1371/journal.pone.0053771
  • 査読あり
• [学会発表] 人工多能性幹細胞を用いた希少難治性骨疾患への取り組み. (2013)
  • 著者名/発表者名: 松本佳久、、Edward Hisao、那須輝、浅香勲、大塚隆信、戸口田淳也:
  • 学会等名: 第12回日本再生医療学会、一般演題(ポスター)
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2013-03-22
• [学会発表] iPS 細胞を用いた難治性骨疾患への取り組み. (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本佳久、池谷真、那須輝、Edward Hisao、大塚隆信、戸口田淳也:
  • 学会等名: 第27回日本整形外科学会基礎学術集会、一般口演
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2012-10-26
• [学会発表] Modeling Inherited Skeletal Disease in Human iPS Cells. (2012)
  • 著者名/発表者名: Schlieve R, Matsumoto Y, Hayashi Y, Kim H, Nguyen T, Sami S, Yamanaka S, Ikeya M,Toguchida J, Conklin B, Hsiao E:
  • 学会等名: 第10回国際幹細胞生物学会、ポスター発表、
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2012-06-15
• [学会発表] iPS 細胞を用いた難治性骨疾患への取り組み. (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本佳久、池谷真、Edward Hisao、那須輝、浅香勲、大塚隆信、戸口田淳也:
  • 学会等名: 第11回日本再生医療学会、一般演題(ポスター)
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2012-06-13
• [学会発表] Application of iPS cells to the research of Fibrodysplasia Ossificans Progressiva. (2012)
  • 著者名/発表者名: Matsumoto Y, Ikeya M, Hsiao E, Schlieve C, Nasu A, Asaka I, Otsuka T, Conklin B,Toguchida J:
  • 学会等名: 第10回国際幹細胞生物学会、ポスター発表、
  • 発表場所: 横浜、
  • 年月日: 2012-06-05
• [学会発表] Matsumoto Y, Ikeya M, Nasu A, Asaka I, Otsuka T, Hsiao E, Toguchida J:of fibrodysplasia ossificance progressive. (2011)
  • 著者名/発表者名: Matsumoto Y, Ikeya M, Nasu A, Asaka I, Otsuka T, Hsiao E, Toguchida J:
  • 学会等名: アメリカ骨代謝学会、ポスター発表
  • 発表場所: サンディエゴ、アメリカ、
  • 年月日: 2011-09-16
• [学会発表] Application of iPS cells to the research of fibrodysplasia ossificance progressive (2011)
  • 著者名/発表者名: Yoshihisa Matsumoto, et al.
  • 学会等名: The American Society for Bone and Mineral Research
  • 発表場所: San Diego Convention Center（U.S.A.)
• [学会発表] 人工多能性幹細胞を用いた希少難治性骨疾患への取り組み
  • 著者名/発表者名: 松本佳久
  • 学会等名: 第12回 再生医療学会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（横浜市）
• [学会発表] 人工多能性幹細胞を用いた希少難治性骨疾患への取り組み
  • 著者名/発表者名: 松本佳久
  • 学会等名: 第27 回 日本整形外科学会基礎学術集会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場（名古屋市）
• [学会発表] Application of iPS cells to the research of Fibrodysplasia Ossificans Progressiva
  • 著者名/発表者名: Yoshihisa Matsumoto
  • 学会等名: ISSCR 10th Annual Meeting
  • 発表場所: パシフィコ横浜（横浜市）
• [学会発表] Genetically Matched Human iPS Cells Revealed That the Propensity for iPS Cells to Differentiate into Cartilage Lineage Cells Differs with Clones, but not Cell Type of Origin
  • 著者名/発表者名: Akira Nasu
  • 学会等名: ISSCR 10th Annual Meeting
  • 発表場所: パシフィコ横浜（横浜市）
• [図書] iPS細胞-その基礎と臨床応用に向けた展望-、整形・災害外科 (2013)
  • 著者名/発表者名: 池谷真、松本佳久、横山宏司、戸口田淳也、
  • 出版者: 金原出版株式会社、
• [図書] 整形・災害外科 (2013)
  • 著者名/発表者名: 池谷 真
  • 総ページ数: 10
  • 出版者: 金原出版
• [図書] 遺伝子医学 (2012)
  • 著者名/発表者名: 戸口田淳也、池谷 真(編集)、メディカルドゥ、
  • 総ページ数: 276
  • 出版者: 最新疾患モデルと病態解明・創薬応用研究・細胞医薬創製研究の最前線、
• [図書] 遺伝子医学MOOK (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本佳久、池谷 真、戸口田淳也、メディカルドゥ、
  • 出版者: 難治性骨軟骨疾患罹患者由来iPS細胞を用いた病態再現と治療薬開発の試み、
• [図書] 遺伝子医学MOOK 22号 最新疾患モデルと創薬応用研究、細胞医薬創製研究の最前線 最新疾患モデル動物，ヒト化マウス，モデル細胞，iPS細胞を利用した病態解明から創薬まで (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本 佳久
  • 総ページ数: 5
  • 出版者: 株式会社メディカル ドゥ
• [備考]
  • URL: http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/research/ikeya_summary.html
• [備考] 京都大学iPS細胞研究所
  • URL: http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/research/ikeya_summary.html