研究課題
若手研究(B)
(1)iPS細胞から椎間板髄核細胞、線維輪細胞を分化誘導することを試み、共培養法を採用した。結果、iPS 細胞から胚様体を経由し、間葉系幹細胞(MSC)を分化誘導に成功した。このMSCには骨誘導能が確認された。今後、このiPS細胞誘導間葉系幹細胞から椎間板細胞の分化誘導を図る予定である。(2)動的圧負荷が椎間板組織に与える影響について、動的圧負荷培養装置を作成し椎間板変性を誘導し、変性に関与するメカノレセプターについて、検討した。結果、1.3MPa, 1Hz, 6日間の動的圧負荷にて椎間板変性が誘導された。この変性変化は髄核細胞に見られ線維輪には見られなかった。また、この力学的環境変化はメカノレセプターであるIntegrin α5β1よって、細胞内へ伝導され生化学的変化を誘導しているものと考えられた。
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整形災害外科
巻: 55 ページ: 815-819