研究課題/領域番号 |
23791683
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
中山 慎 筑波大学, 医学医療系, 講師 (60596443)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 心肺蘇生 / 硫化水素 / 低体温 |
研究概要 |
硫化水素は低代謝、低体温状態を引き起こすことが知られている。マウスを用いた心肺停止モデルで蘇生後に硫化水素ドナーである水硫化ナトリウム(NaHS)を投与すると虚血再還流傷害を抑制するかどうか調べた。蘇生後にNaHSを3mg/kg腹腔投与すると血圧は低下せず、心拍数と体温が対照群と比較して有意に低下したが、生存率は短期、長期ともに変わらなかった。NaHSによる低体温作用が臓器保護に有利に働く可能性があるため、蘇生後の体温を強制加温して正常になるように保った。蘇生後の体温を正常に保った場合でもNaHS投与群では脳の線条体における組織障害が有意に少なかった。海馬では差は認められなかった。
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