研究課題
若手研究(B)
ラットを用いて以下の心停止,危機的ショックについて検討した.(1)大量出血による心肺停止に対する内服β遮断薬の影響では,出血性ショックの前にβ遮断薬を内服しているとその予後を悪化させることが判明した.(2)気道閉塞による心肺停止に対する内服β遮断薬の影響では,β遮断薬内服が上気道閉塞による心停止に対して有益に作用する可能性を示唆した.(3)エンドトキシンショック対する内服β遮断薬の影響では,β遮断薬が生存率および血行動態,代謝状態に悪影響を及ぼす可能性を示唆した(4)盲腸結紮穿刺による敗血症モデルに対する内服β遮断薬の影響では,β遮断薬が敗血性ショックの予後に影響与えない可能性を示唆した.
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