揮発性麻酔薬のターゲットとしてのカリウムチャネルとその分子機構

• 研究課題/領域番号: 23791691
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 麻酔・蘇生学
• 研究機関: 福井大学
• 研究代表者: 松木 悠佳 福井大学, 医学部, 助教 (10464083)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2011年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
• キーワード: 麻酔学 / チャネル / カリウムチャネル / 麻酔薬 / 脂質平面膜

研究概要

Kチャネルの共通部分のみを持つチャネルを対象とした。KcsAチャネル1分子電流記録から、酸性pHでほぼ100%の開口率であり、pKa5.2、Hill係数2.2であった。さらに、pH4.0,5.25,5.5の開時間と閉時間を解析した。開時間は1成分あり、pHによる変化はなかった。閉時間は3成分あり、pHが高くなるにつれて遅い成分が増えた。次に、揮発性麻酔薬を用いた脂質平面膜法の確立を試みた。脂質平面膜にKチャネルを埋め込み、電流記録を行った後、アクリル板で完全に密閉できた。

研究成果

• [雑誌論文] 図表から学ぶ麻酔の知識力UPセミナー「腎機能障害をもつ患者の術前評価」 (2013)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳
  • 雑誌名: オペナーシング 巻: 28(3) ページ: 126-129
• [雑誌論文] 松木悠佳,信川泰成,安田善一,村上剛,高倉康,重見研司 (2013)
  • 著者名/発表者名: 水中毒患者のカテコラミン不応性ショックにバゾプレッシンが著効した一症例
  • 雑誌名: 日本集中治療医学雑誌 巻: 20 ページ: 97-98
  • 査読あり
• [雑誌論文] 心電図モニタ (2012)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳
  • 雑誌名: オペナーシング臨時増刊号 ページ: 10-16
• [雑誌論文] Heart failure associated withpregabalin use (2012)
  • 著者名/発表者名: Y.Matsuki, M.Morikawa, T.Nishimoto, M.Mizogami,K.Shigemi
  • 雑誌名: Pain Physician 巻: 15(4)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Suspected respiratory depressionassociated with use of transdermal fentanyl patch (2012)
  • 著者名/発表者名: Y.Matsuki, M.Mizogami, M.Tabata, Y,Matsuki,Y.Yasuda, K.Shigemi
  • 雑誌名: Pain Physician 巻: 15(4)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Muscle rigidity associated withpregabalin (2012)
  • 著者名/発表者名: Y.Matsuki, M.Tabata,Y.Nobukawa, M.Sakai, M.Mizogami, K.Shigemi
  • 雑誌名: Pain Physician 巻: 15(3)
  • 査読あり
• [雑誌論文] デジタル処理による動脈圧波形の歪みの補正 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三田建一郎, 佐藤倫祥, 清水久美子, 次田佳代, 松木悠佳, 田畑麻里, 信川 泰成, 上田雅史, 林和子,廣瀬宗孝, 重見 研司
  • 雑誌名: 麻酔・集中治療とテクノロジー2009 ページ: 56-59
  • 査読あり
• [雑誌論文] Heart failure and pulmonary edema associated with pregabalin use (2012)
  • 著者名/発表者名: Yuka Matsuki, Mitsuhiro Morikawa, Takefumi Nishimoto, Maki Mizogami, Kenji Shigemi
  • 雑誌名: Pain Physician 巻: 15 ページ: 537-538
  • 査読あり
• [雑誌論文] A patient was suspected respiratory depression associated with fentanyl transdermal patch (2012)
  • 著者名/発表者名: Yuka Matsuki, Maki Mizogami,Mari Tabata, Yasunari Matsuki,Yoshikazu Yasuda, Kenji Shigemi
  • 雑誌名: Pain Physician 巻: 15 ページ: 536-537
  • 査読あり
• [雑誌論文] Muscle rigidity associated with pregabalin (2012)
  • 著者名/発表者名: Yuka Matsuki, Mari Tabata, Yasunari Nobukawa,Mikako Sakai, Maki Mizogami, Kenji Shigemi
  • 雑誌名: Pain Physician 巻: 15 ページ: 349-351
  • 査読あり
• [雑誌論文] 座位での後頭蓋窩手術において経食道心エコーで早期に空気塞栓を検出し得た1症例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳,次田佳代,信川泰成,田畑麻里,村上剛,重見研司
  • 雑誌名: 日本臨床麻酔学会誌 巻: 31(7) ページ: 996-998
  • NAID: 10030464408
  • 査読あり
• [雑誌論文] 麻酔科領域でのデクスメデトミジン使用の今後 (2011)
  • 著者名/発表者名: 安田善一,佐上佑介,小畑友里江,松木悠佳,次田佳代,信川泰成,田畑麻里,村上剛,重見研司
  • 雑誌名: 臨床麻酔臨床麻酔 巻: 35(7) ページ: 1137-1143
• [雑誌論文] 整形外科病棟の麻酔看護「TIVA による全身麻酔の特徴と病棟管理のポイント」 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳
  • 雑誌名: 整形外科看護 巻: 16(9) ページ: 16-22
• [雑誌論文] 水中毒患者のカテコラミン不応性ショックにバゾプレッシンが著効した一症例
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳,信川泰成,安田善一,村上剛,高倉康,重見研司
  • 雑誌名: 日本集中治療医学雑誌 巻: 20 ページ: 97-98
  • NAID: 130004514499
  • 査読あり
• [学会発表] Proton permeation and pH-dependentgating of the polytheonamide Bchannel (2013)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳,岩本真幸,老木成稔
  • 学会等名: 第90回日本生理学会学術集会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2013-03-29
• [学会発表] プレガバリン内服によると思われる心不全を来した1 症例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳, 溝上真樹, 信川泰成, 上田雅史, 安田善一,村上剛, 重見研司
  • 学会等名: 東海・北陸ペインクリニック学会第20回北陸地方会
  • 発表場所: 金沢
  • 年月日: 2013-03-10
• [学会発表] Yuka Matsuki, Masayuki Iwamoto, Shigetoshi Oiki (2013)
  • 著者名/発表者名: Proton permeation and pH-dependent gating of the polytheonamide B channel
  • 学会等名: 日本生理学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 麻酔情報管理システム(AIMS)による術前診療支援機能構築の試み (2012)
  • 著者名/発表者名: 村上剛,次田佳代, 小畑友里江, 神澤聖一, 三田建一郎, 松木悠佳, 内田整, 重見研司
  • 学会等名: 第30回日本麻酔集中治療テクノロジー学会
  • 発表場所: 鹿児島
  • 年月日: 2012-12-08
• [学会発表] 福井大学附属病院緩和ケアチームにおける神経ブロック適応症例の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 溝上真樹, 松木悠佳, 重見研司, 小坂浩隆, 西本武史, 片山寛次, 森川美羽,中澤雅子, 佐藤義高, 青木芳隆, 久保博子, 北山富士子, 高野智早, 小林美貴, 成瀬廣亮
  • 学会等名: 第18回福井県緩和医療研究会
  • 発表場所: 福井
  • 年月日: 2012-11-10
• [学会発表] 術中血圧管理とカリウム値補正に難渋した脳出血患者の一症例 (2012)
  • 著者名/発表者名: 西川雄大,信川泰成, 松木悠佳, 上田雅史, 高倉康, 重見研司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会東海・北陸支部第10回学術集会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2012-09-01
• [学会発表] 副鼻腔根本術における声門下分泌物ドレナージ機能付きテーパー型気管チューブの使用が肺酸素化能に及ぼす影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小上瑛也, 松木悠佳, 下弘一, 溝上真樹, 高倉康, 重見研司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会東海・北陸支部第10回学術集会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2012-09-01
• [学会発表] カリウムチャネルモデルを用いた神経細胞へのカルシウムイオンの直接効果 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三田建一郎,岩本真幸,老木成稔, 重見研司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会東海・北陸支部第10回学術集会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2012-09-01
• [学会発表] 神経障害性疼痛患者に対するプレガバリンの副作用は腎機能低下症例に多い (2012)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳, 田畑麻里, 坂井美賀子, 信川泰成, 上田雅史, 木下義和, 安田善一, 溝上真樹, 村上剛, 重見研司
  • 学会等名: 日本ペインクリニック学会第46回大会
  • 発表場所: 松江
  • 年月日: 2012-07-06
• [学会発表] 全身麻酔中に不測の心室細動を起こした1 症例 (2012)
  • 著者名/発表者名: 信川泰成, 安田善一, 松木悠佳, 村上剛, 高倉康, 重見研司
  • 学会等名: 第20回日本集中治療医学会東海北陸地方会
  • 発表場所: 富山
  • 年月日: 2012-06-23
• [学会発表] 心電図QT時間へのマグネシウムイオンの直接効果-カリウムチャネルモデルを用いて- (2012)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳, 岩本真幸, 三田建一郎,老木成稔, 重見研司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会第59回学術集会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2012-06-08
• [学会発表] フェンタニル貼付剤による呼吸抑制が疑われた症例 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳, 田畑麻里,坂井美賀子, 溝上真樹, 信川泰成, 上田雅史, 安田善一,村上剛, 重見研司
  • 学会等名: 第19回日本ペインクリニック学会北陸地方会
  • 発表場所: 福井県吉田郡
  • 年月日: 2012-03-11
• [学会発表] 劇症型心筋炎に対しポリメチルペンテン膜の人工肺を用いたPCPSが有効であった一症例 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳, 信川泰成, 安田善一, 久保由香, 村上究, 荒川健一郎, 林昌浩, 村上剛, 重見研司
  • 学会等名: 第39回日本集中治療医学会学術集会
  • 発表場所: 幕張
  • 年月日: 2012-03-01
• [学会発表] 心電図QT時間へのマグネシウムイオンの直接効果―カリウムチャネルモデルを用いて― (2012)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳, 岩本真幸, 三田建一郎,老木成稔, 重見研司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] レジオネラ肺炎にPMX-DHP・CHDFが著効した一症例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 信川泰成, 次田佳代, 松木悠佳, 安田善一, 村上剛, 高倉康,重見研司
  • 学会等名: 第15回北陸急性血液浄化療法談話会
  • 発表場所: 金沢
  • 年月日: 2011-11-26
• [学会発表] 神経筋疾患患者でのスガマデックスの使用経験 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳
  • 学会等名: 第1回北陸麻酔・集中治療研究会
  • 発表場所: 金沢
  • 年月日: 2011-11-25
• [学会発表] 突然の換気不能で発症したラテックスによるアナフィラキシーショックの1例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 安田善一, 佐藤倫祥, 次田佳代,佐上祐介, 松木悠佳, 信川泰成, 村上剛, 重見研司
  • 学会等名: 日本臨床麻酔学会第31回大会
  • 発表場所: 宜野湾
  • 年月日: 2011-11-05
• [学会発表] 術中の声門下分泌物ドレナージ機能付き気管チューブの使用が副鼻腔根本術における術後合併症に及ぼす影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳, 廣瀬宗孝, 田畑麻里, 信川泰成, 下弘一, 安田善一, 村上剛, 重見研司
  • 学会等名: 日本臨床麻酔学会第31回大会
  • 発表場所: 宜野湾
  • 年月日: 2011-11-03
• [学会発表] KcsAカリウムチャネルのpH依存性のマグネシウムイオンの効果 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳,岩本真幸, 清水啓史,老木成稔
  • 学会等名: 中部日本生理学会第58回学術集会
  • 発表場所: 福井
  • 年月日: 2011-11-01
• [学会発表] チューブエクスチェンジャーを介して経口から経鼻にチューブ交換した小下顎症の一症例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 次田佳代, 佐上祐介,松木悠佳, 信川泰成, 田畑麻里, 安田善一, 村上剛, 重見研司
  • 学会等名: 日本小児麻酔学会第17回大会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2011-09-23
• [学会発表] 連続的動脈圧心柏出量測定システムを使用し安全に管理しえた拡張相肥大型心筋症患者の麻酔経験 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小畑友里江,佐上祐介, 次田佳代, 松木悠佳, 村上剛, 重見研司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会東海・北陸支部第9回学術集会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-09-10
• [学会発表] 気道刺激により容易に肺水腫を来し抜管に難渋した小児の一症例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐上祐介,安田 善一, 次田佳代, 松木悠佳, 信川泰成, 重見研司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会東海・北陸支部第9回学術集会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-09-10
• [学会発表] インフルエンザ重症肺炎に対しPMX-DHP・CHDF が著効した一症例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 信川泰成, 次田佳代, 松木悠佳, 安田善一,村上剛, 重見研司
  • 学会等名: 第19回日本集中治療医学会東海北陸地方会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-06-18
• [学会発表] カテコラミン不応性の敗血症性ショックにバソプレッシン持続投与が有効であった1 症例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳, 次田佳代,片岡誠, 信川泰成, 石本雅幸, 安田善一, 村上剛, 重見研司
  • 学会等名: 第19回日本集中治療医学会東海北陸地方会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-06-18
• [学会発表] 耳鼻科領域での声門下分泌物の量の比較 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳, 次田佳代, 信川泰成,田畑麻里, 廣瀬宗孝, 重見研司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会第58回学術集会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2011-05-19
• [学会発表] メラノーマ細胞における細胞膜透過性ペプチドを用いたがん性疼痛治療薬の開発 (2011)
  • 著者名/発表者名: 田畑麻里, 廣瀬宗孝, 上田康陽,松木悠佳, 次田佳代, 重見研司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会第58回学術集会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2011-05-19
• [学会発表] KcsAカリウムチャネルのpH依存性のマグネシウムイオンの効果 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳
  • 学会等名: 第58回中部日本生理学会大会
  • 発表場所: 福井
• [学会発表] カリウムチャネルモデルを用いた神経細胞へのカルシウムイオンの直接効果
  • 著者名/発表者名: 松木悠佳, 三田建一郎,岩本真幸,老木成稔, 重見研司
  • 学会等名: 日本麻酔科学会東海・北陸支部
  • 発表場所: 名古屋