体細胞核移植技術を用いた癌幹細胞モデルの作成と新しい分化誘導療法の検討

• 研究課題/領域番号: 23791822
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 産婦人科学
• 研究機関: 山梨大学
• 研究代表者: 多賀谷 光 山梨大学, 総合研究部, 助教 (50418711)
• 研究期間 (年度): 2011-04-28 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 癌肝細胞 / 体細胞核移植 / iPS細胞 / 癌幹細胞 / クローン細胞化 / 体細胞核移植法 / iPS 細胞

研究成果の概要

本研究は、体細胞のリプログラミング技術を用いて培養癌細胞から癌幹細胞モデルを作出し、癌幹細胞を標的とした治療法の可能性について検討することを目的とした。癌細胞を用いた体細胞核移植法による胚の発生率は低率だが、エピジェネティック修飾薬を併用するなど培養条件を改良することでマウスteratocarcinoma細胞から癌細胞由来ES細胞を得ることに成功した。この細胞はオリジナルの細胞と比較して幹細胞的な性質を有していることも確認できた。
今後、このような癌細胞由来ES細胞を複数樹立し癌幹細胞としての特性解析を進めることで癌幹細胞を標的とした治療法の開発につながるものと考える。