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ヒト子宮内膜の生理機能および病態形成における上皮間葉転換の関与

研究課題

研究課題/領域番号 23791853
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 産婦人科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

古谷 正敬  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (70317197)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
研究課題ステータス 中途終了 (2011年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード子宮内膜症 / 上皮間葉転換
研究概要

子宮内膜症と子宮内膜上皮の上皮間葉転換(EMT)の関連を明らかとするためにin vitroでの上皮間葉転換の再現および薬剤による阻害を試みた。子宮内膜初代培養細胞および不死化子宮内膜上皮細胞を用いて培養液中に上皮間葉転換誘導物資であるTGFβおよびTNFαを添加して培養を行った。リアルタイムPCRおよびウエスタンブロット解析でTGFβおよびTNFαの添加によりEカドヘリンの発現低下とNカドヘリンの発現上昇、いわゆるカドヘリンスイッチがおこることが判明した。しかしながらトラニラストやBMP7を添加してもこのカドヘリンスイッチを阻害することはできなかった。細胞の形態は敷石上の形態を示したコントロールに対してTGFβおよびTNFα添加では紡錘状の形態変化を示し、細胞形態上EMTを起こしていることが示唆された。しかし、BMP7やトラニラストの添加によりこの形態変化を抑制することはできなかった。EMTの特徴の一つである細胞接着能についても解析をおこなった。不死化子宮内膜細胞においてコントロール、TGFβのみ、TNFαのみ、TGFβおよびTNFαの両者の添加で細胞の接着能を比較したところTGFβおよびTNFα両者の添加において最も細胞接着能が高いことが明らかとなった。さらにTGFβおよびTNFαの添加により増強した細胞接着能はトラニラストの添加により阻害された。子宮内膜細胞移植マウスの作成においては腹腔内の細胞移植をおこなったものの生着した細胞数がきわめて少なかったためにその後に計画していた薬剤投与の解析にまで至らなかった。腎被膜下の移植については技術的に行うことができなかった。

報告書

(2件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ヒト子宮内膜細胞における TGFβ 及び TNFα による上皮間葉転換(EMT)の誘導2013

    • 著者名/発表者名
      古谷正敬
    • 学会等名
      第65回日本産科婦人科学会学術講演会
    • 発表場所
      札幌
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] Expression of EMT markers in human endometriotic lesions2011

    • 著者名/発表者名
      M Furuya, K Kamata, K Ito, H Nishiyama, H Asada, Y Yoshimura, H Saya
    • 学会等名
      11th World Congress on Endometriosis
    • 発表場所
      Montpellier, France
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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