研究課題/領域番号 |
23791923
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
山下 哲範 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (50588522)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 骨導超音波 / 補聴器 / 語音 / 超音波 / 骨導 / 弁別能 |
研究成果の概要 |
骨導超音波補聴器の実用化に向けた語音聴力の検討を行った。健聴者34名の中で、超音波の音は認知するが言葉を理解できない被験者が3名いた。ダイナミックレンジは17.5dBで過去の報告と矛盾しない結果であった。年齢別に明瞭度を検討すると、聴覚正常でも高齢になると明瞭度が低いことが分かった。この結果は骨導超音波の聴取メカニズムの仮説として挙げられている蝸牛基底回転での聴取説を支持するものであると考えられた。聴覚正常者におけるリハビリテーションの効果も得られた。難聴者においては聞こえ・弁別にばらつきが生じ、一定の結果は得られなかった。今後、骨導超音波聴取メカニズムの詳細な解明が期待される。
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