研究課題
若手研究(B)
本研究では遺伝性難聴モデルとしてのコネキシン 26 等の遺伝子改変動物を用い、骨髄間葉系幹細胞や等の多能性幹細胞の分化制御や組織誘導の促進などによって効率の高い内耳細胞治療法の開発を行った。 蝸牛線維細胞におけるケモカイン MCP1、および移植幹細胞における MCP1 受容体、CCR2 の発現を上昇させ、骨髄間葉系幹細胞の蝸牛組織への侵入を飛躍的に高めることに成功した。移植された幹細胞は特に蝸牛基底回転側、Hook portion から大量に蝸牛外側へ侵入し、蝸牛線維細胞、血管条、蝸牛支持細胞に到達させることに成功した。本手法によりこれまで不可能であった遺伝性難聴、特にコネキシン 26 変異難聴への聴力改善への可能性が現実的なものとなった。
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