研究課題/領域番号 |
23791971
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
川口 龍史 東京医科歯科大学, 医学部, 非常勤講師 (90376707)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 眼免疫学 / ぶどう膜炎 / ベーチェット病 / T細胞 |
研究概要 |
ベーチェット病(BD)ぶどう膜炎ではTh1細胞やTh17細胞が病態に関与していると考えられているが、近年自己免疫疾患に関与する細胞集団として新たにTh22細胞の存在が報告された。我々は本研究において、活動性BDぶどう膜炎眼局所からT細胞クローンを樹立し、これらがIL-22やTNF-αなどのTh22に関連するサイトカインを産生することを解明した。また、BD患者末梢血のCD4陽性T細胞からTh22細胞を誘導し、抗TNF-α抗体であるインフリキシマブを添加したところ、IL-22の産生能が有意に低下していた。一方、BDの動物モデルであるマウス実験ぶどう膜炎(EAU)において、眼局所のCD4陽性T細胞にTh22細胞が存在し、これらは網膜抗原であるIRBPの存在下でIL-22を産生することが判明した。これらの実験結果から、BDぶどう膜炎の眼内炎症の病態にTh22細胞が関与している可能性が示唆された。また、BDぶどう膜炎にインフリキシマブが効果的である理由の一つに、Th22細胞の抑制があると考えられた。
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