研究課題
若手研究(B)
マウスに塩酸を片肺気管内投与し、急性肺損傷モデルを作成した。組織学的解析では、投与24時間後に炎症細胞浸潤と浮腫、出血を認め、14日後には肺組織の線維化を確認した。このモデルを用い急性肺損傷後の上皮修復メカニズムを検討したが、上皮間葉相互移行の関与を証明するには至らなかった。一方でリコンビナントトロンボモジュリン製剤投与により、組織学的に肺線維化を抑制する傾向が認められ、上皮修復機序に関与する可能性が示唆された。
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