研究課題/領域番号 |
23792107
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
王 氷 (王 冰) 九州大学, 大学病院, 学術研究員 (20452716)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | ワードTRPV4 / 口腔粘膜上皮 / 低浸透圧 / Whole-cell patch clamp / Ca2+ imaging / 頬粘膜 / ATP / TRPV4 / 機械刺激 / カルシウムイメージング / 口腔粘膜 / 電気生理 / 容積調節 |
研究概要 |
口腔粘膜上皮における TRPV4(Transient receptor potential cation channel subfamily V member 4) チャネルが唾液由来の低浸透圧刺激を感受し、口腔上皮構造の恒常性を維持すると仮説を立てて、ラットおよび TRPV4 欠損マウスを対象として、TRPV4 の低浸透圧感受性と作用を検討した。口腔頬粘膜上皮細胞を培養し、TRPV4 の mRNA レベルおよび蛋白レベルの発現を確認した。電気生理学的実験法および Ca2+ imaging 法を行い、TRPV4の作用薬および低浸透圧刺激を加え、TRPV4 が誘発した電流と Ca2+の移動を観察できた。同じ刺激で、口腔上皮から放出された ATP の量は増え、ATP が末梢神経まで情報を伝える mediator であると示唆された。免疫染色法を利用し、低浸透圧刺激により細胞骨格である actin の再構築が認められ、TRPV4 により、細胞間の結合が維持されていることが示唆された
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