研究課題/領域番号 |
23792111
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
松尾 美樹 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (20527048)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 二成分制御系 / 黄色ブドウ球菌 / バクテリオシン / gp340 / 口腔内定着 / ABCトランスポーター |
研究概要 |
黄色ブドウ球菌(Sa)の口腔内定着には、Saの持つ定着性因子、生体因子、口腔内細菌が産生する因子の少なくとも3因子が関与していることが明らかになった。Saの定着性因子としてsortase依存性菌体表層タンパクSasAを明らかにした。さらに、環境応答因子である二成分制御系因子、薬剤等の排出に関わるABCトランスポーターの関与も示唆された。生体因子としては高分子タンパクであるgp340がSasAと結合することで生体への定着を果たすことを明らかにした。また、先天性免疫機構である抗菌性ペプチドや、他の細菌が産生する抗菌性因子に対して抵抗性を持つことが、口腔内定着に重要な役割を果たすことが示唆された。
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