研究課題
若手研究(B)
歯根膜感覚および咬合感覚は,日常的な出来事や外界変化に応じて一定の範囲内で経時的に変動しつつ,心理的刺激因子の種類や程度によっては可塑性変調する可能性がある.本研究では視覚的に心理的ストレスを与えた場合の歯根膜感覚と咬合感覚の経時的変化に関して検討を加えた.その結果,心理的ストレスの増加に伴って歯根膜感覚は鈍磨化を主とした変化を示すものの,咬合感覚は鋭敏化する可塑性変化を示す可能性があることが明らかとなった.