研究課題
若手研究(B)
末梢性顔面神経麻痺患者はしばしば液体が漏れたり食物残渣がおこることを訴える。そこで顔面神経麻痺患者が咀嚼している間の口腔機能について調査した。実験1;口腔前庭自浄能の測定は、白米を咀嚼後の口腔前庭に残っている総量を測定した。実験2;グミゼリーの咀嚼によって咀嚼能率の観察を行った。結果;初診時の口腔自浄能は末梢性顔面神経麻痺によって有意に低下していたが、顔面筋の機能は回復した。また、顔面神経麻痺と食物残渣との関係には有意な相関がみられた。口腔自浄能は顔面筋の筋機能に関連性があり、これらの結果は顔面神経麻痺によって咀嚼や口腔衛生能を悪化させ、口腔の疾患を起こしうるかもしれないことが示唆された。
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