口腔扁平上皮癌の浸潤転移阻止を目的とした Wnt シグナル伝達経路 の解析

• 研究課題/領域番号: 23792339
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 米川 敦子 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (70600914)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 口腔癌 / 浸潤 / 転移 / Wnt シグナル / beta-catenin / wntシグナル / Wntシグナル

研究概要

beta-catenin の細胞内集積は、TCF/Lef の転写活性の亢進を引き起こし、Rho family 分子である Cdc42 と Rac の活性化とアクチン細胞骨格の再構成によって、口腔扁平上皮癌細胞の遊走能を増強させた。この遊走能の亢進に Wnt5a が関与している可能性があり、 beta-catenin 経路と PCP 経路を結びつける因子の一つとして予想された。

研究成果

• [雑誌論文] Combinational effect of a geranylgeranyltransferase-I inihibitor and PKC inhibitor on human oral squamous cell carcinoma. (2013)
  • 著者名/発表者名: Masakazu Hamada, Tetsuei Miki, Ken Wakabayashi, Soichi Iwai, Atsuko Yonekawa, Yoshiaki Yura
  • 雑誌名: J Oral Maxillofac Surg Med Pathol 巻: (印刷中)
• [雑誌論文] Combinational effect of a geranylgeranyltransferase-I inhibitor and PKC inhibitor on human oral squamous cell carcinoma. (2013)
  • 著者名/発表者名: Masakazu Hamada
  • 雑誌名: Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology. 巻: XXX
  • 査読あり
• [雑誌論文] 口腔扁平上皮癌細胞の浸潤能と遊走能における Wnt-beta -catenin 経路の関与 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岩井聡一, 米川敦子, 原田知恵, 濱田正和, 片桐渉, 由良義明
  • 雑誌名: 日本口腔外科学会雑誌 巻: 57(10) ページ: 533-541
  • NAID: 10030272853
  • 査読あり
• [雑誌論文] 口腔扁平上皮癌細胞の浸潤能と遊走能におけるWnt-beta-catenin経路の関与 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岩井聡一、米川敦子、原田知恵、濱田正和、片桐渉、中澤光博、由良義明
  • 雑誌名: 日本口腔外科学会雑誌 巻: 57巻 ページ: 533-541
  • NAID: 10030272853
  • 査読あり
• [学会発表] The role of Wnt signaling pathway in the migration of oral squamous cell carcinoma cells (2013)
  • 著者名/発表者名: Atsuko Niki-Yonekawa, Soichi Iwai, Yoshihiro Morita, Yoshiaki Yura
  • 学会等名: Ninth AACR-Japanese Cancer Associ -ation Joint Conference: Breakthroughs in Basic and Translational Cancer Research
  • 発表場所: Hyatt Regency Maui Maui, HI
  • 年月日: 2013-02-23
• [学会発表] 腫瘍リンパ管新生における細胞外マトリックスの役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 森田祥弘, 米川敦子, 岩井聡一, 大亦哲司, 森田展雄, 由良義明
  • 学会等名: 第30回 日本口腔腫瘍学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 腫瘍リンパ管新生における細胞外マトリックスの役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 森田祥弘
  • 学会等名: 第30回日本口腔腫瘍学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] The role of Wnt signaling pathway in the migration of oral squamous cell carcinoma cells (2013)
  • 著者名/発表者名: Atsuko Niki-Yonekawa
  • 学会等名: Ninth AACR-Japanese Cancer Association Joint Conference: Breakthroughs in Basic and Translational Cancer Resarch
  • 発表場所: Maui, Hawai Island
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌の細胞運動能に対する TGF-betaの影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹下彰範, 岩井聡一, 仁木敦子, 森田祥弘, 濱田正和, 奥長秀介, 由良義明
  • 学会等名: 第49回 日本口腔組織培養学会学術大会
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2012-11-17
• [学会発表] Fibronectin はVEGF-C の発現を介してリンパ節転移を制御する. (2012)
  • 著者名/発表者名: 森田祥弘, 米川敦子, 岩井聡一, 小林和代, 森田展男, 由良義明
  • 学会等名: 第57回 日本口腔外科学会総会学術大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2012-10-20
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌の転移を司る細胞運動能に対する TGF-beta の影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 会 2012.10.20 横浜 (5)竹下彰範, 岩井聡一, 仁木敦子, 森田祥弘, 濱田正和, 飯井孝年, 奥長秀介, 中澤光博, 由良義明
  • 学会等名: 第57回 日本口腔外科学会総会学術大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2012-10-19
• [学会発表] Involvment of ROS in endonuclease G-mediated death of oral squamous cell carcinoma cells by PKC inhibitor safingol (2012)
  • 著者名/発表者名: Masakazu Hamada, Ken Wakabayashi, Soichi Iwai, Atsuko Yonekawa, Yoshiaki Yura
  • 学会等名: 第71回 日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2012-09-20
• [学会発表] ヒト口腔扁平上皮癌のリンパ節転移における上皮間葉転換マーカーの検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 森田祥弘, 竹下彰範, 米川敦子, 新谷素子, 岩井聡一, 由良義明
  • 学会等名: 第66回 日本口腔科学会学術集会
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2012-05-17
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌の運動能における Wnt5b の関与 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹下彰範, 岩井聡一, 米川敦子, 森田祥弘, 濱田正和, 若林健, 飯井孝年, 奥長秀介, 由良義明
  • 学会等名: 第66回 日本口腔科学会学術集会
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2012-05-17
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌の運動能におけるWnt5bの関与 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹下彰範
  • 学会等名: 第66回日本口腔科学会総会
  • 発表場所: 広島
• [学会発表] ヒト口腔扁平上皮癌のリンパ節転移における上皮間葉転換マーカーの検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 森田祥弘
  • 学会等名: 第66回日本口腔科学会
  • 発表場所: 広島
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌の転移を司る細胞運動能に対するTGF-betaの影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹下彰範
  • 学会等名: 第57回日本口腔科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] FibronectinはVEGF-Cの発現を介してリンパ節転移を制御する (2012)
  • 著者名/発表者名: 森田祥弘
  • 学会等名: 第57回日本口腔科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 広島
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌の転移を司る細胞運動能に対するTGF-betaの影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 竹下彰範
  • 学会等名: 第49回口腔組織培養学会
  • 発表場所: 広島
• [学会発表] マウス扁平上皮癌に対する変異型単純ヘルペスウィルスの抗腫瘍効果 (2011)
  • 著者名/発表者名: 飯井孝年, 高橋元, 若林健, 奥長秀介, 濱田正和, 米川敦子, 岩井聡一, 由良義明
  • 学会等名: 第48回日本口腔組織培養学会学術集会
  • 発表場所: 浦安
  • 年月日: 2011-11-19
• [学会発表] Combinational effect of Geranylgeranyl Transferase-I inhibitor GGTI-298 and PKC Inihibitor Safingol on Human Oral Squamous Cell Carcinoma (2011)
  • 著者名/発表者名: Masakazu Hamada, Soichi Iwai, Atsuko Yonekawa, Yoshihiro Morita、Yoshiaki Yura
  • 学会等名: 第70回 日本癌学会学術集会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-10-03