研究概要 |
ブタ下顎頭由来培養軟骨細胞に 10%機械的伸張刺激を負荷した結果、COX-2, MMP-1,3,9 遺伝子発現は有意に増加し、COX-2 選択的阻害剤(セレコキシブ)の添加により有意に抑制されることが明らかとなった。その一方、機械的伸長刺激によって減少したII型コラーゲンおよびアグリカンは、セレコキシブの添加により回復したが、インドメタシンおよびアンフェナックナトリウム添加により有意な変化は認められなかった。したがって、セレコキシブは機械的負荷による軟骨破壊を抑制するだけでなく、軟骨基質産生を亢進することが明らかとなった。
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