研究課題
若手研究(B)
PRIP(phospholipase C-related but catalytically inactive protein)欠損マウスは野生型に比べ、骨代謝の亢進により海綿骨の骨量が増加している。そこで歯槽骨リモデリング機構におけるPRIP の役割について解析を行った。矯正力を加え歯を移動させたマウスの解析では、PRIP欠損 (PRIP-KO) マウスは野生型マウスに比べて有意に移動距離が減少した。歯槽骨の圧迫側の破骨細胞と、牽引側の骨芽細胞の分布に相違がみられた。さらに PRIP-KO マウスでは破骨細胞に分化する割合が有意に減少していた。これらの結果より、PRIPは矯正力による歯の移動の歯槽骨リモデリングの制御に関与していることが示唆された
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The Journal of Biological Chemistry
巻: Volume286 Number35 ページ: 31032-31042