研究概要 |
本研究はPRP及び炭酸ガスの矯正治療上の有用性の確立と、現在不明な炭酸ガスの骨代謝、特に骨吸収/破骨細胞への影響を解明する。ラットを用いて歯の移動モデルを作製し、PRP投与群と炭酸ガス投与群コントロール群とにわけて、歯の移動1,3,7日後の歯の移動量と移動周囲の骨の形態学的影響と骨吸収の動態について光顕およびマイクロCTにて分析しグループ別に比較検討した。結果及び考察)PRPが有意に歯の移動や骨形態に違いが認められたが炭酸ガスはコントロール群と違いは見られなかった。原因として装置の脱落が頻発し十分なデータがとれていないことや、炭酸ガス噴霧や歯の移動時間が短いことが考えられた。
|