研究概要 |
先行研究で示した腰部負荷に影響するひねり因子とその負荷量の関係をもとに,日常行われているベッドから車椅子への移乗介助について,実施中に測定した腰部のひねり角度と表面筋電図,測定データから計算したひねり角速度,ひねり角加速度も合わせて,筋負荷量との関係をグラフ化した対散布図を使い,異なる 3 つの介助方法別に腰部筋負荷の特徴を明示することを実現した.実践している看護ケアの腰部負荷量を誰にでもわかりやすく明示することは,看護教育,看護実践場面で,腰部の負担軽減に対する意識を高め,最善の看護ケア方法を検討し提案することを可能にする.
|