研究成果の概要 |
外来化学療法を継続する進行肺がん患者は,外来化学療法導入時には,【化学療法を外来で受けるメリットへの期待】をし,【今までどおりの日常生活行動ができることへの願い】や【化学療法への期待】を希望としていた。また,【最期まで人の手を煩わせないことへの願い】や【経済的負担の軽減への願い】を持ち,【自分にできる社会的役割を担うことへの期待】を希望としていた。そのため,外来化学療法導入時より,1)在宅での有害事象や体調管理の対応が構築できるよう支援する,2)外来で化学療法を受けることのメリットを見いだすよう関わる,3)外来で化学療法が継続できるよう医療チームで関わる,ことが重要であると示唆された。
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