本課題では、慢性腎不全をもつ学童・思春期の子どもの病期や医療施設の移行の経験とセルフマネジメントを明らかにし、慢性腎不全をもつ学童・思春期の子どもに対する長期的視点に基づいたセルフマネジメントを支える看護援助モデルを考案することを目的とした。外来に定期通院を行う10歳から20歳の慢性腎不全患者6名に対して質問紙調査および面接調査を行い、質的帰納的に分析を行った。 結果より、生活の中で内服を判断する経験を積めるよう練習できるような支援や、成長発達に伴って病期が移行していく中で子どもたちが生活の中で経験し、積み重ねてきた力を移植後に発揮でき、健康につながるような看護支援を検討していく必要がある。
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