研究課題/領域番号 |
23792764
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
小林 秀行 国立国際医療研究センター, 基礎看護学, 講師 (80363753)
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研究期間 (年度) |
2011
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研究課題ステータス |
中途終了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ヘルス・ケイパビリティ / 潜在能力アプローチ / 基本的ニード / 看護援助 / 厚生 / 主体性の発揮 / 社会参画 |
研究概要 |
看護によるヘルス・ケイパビリティ向上支援が患者に提供されている実態、患者個人にもたらされる厚生の達成と主体性の発揮の実態、個人の経済活動・社会参加が促進されることにより市場や社会にどのような効果がもたらされているかについて明らかにするための概念枠組みについて整理を行い、看護学分野にヘルス・ケイパビリティの概念を導入するために有用な方策を明らかにすることを本研究の目的とした。 基本的ニード充足のための援助は、対象である人それぞれの個別性に応じて提供されると、看護サービスの質が向上し効果的であるとされている。この個別性に応じた援助の提供とは、各人の持てる機能を考慮しながら、その人の生活の厚生水準を高める一つの選択を可能なものにしており、ヘルス・ケイパビリティを高める援助である。看護援助が生活機能諸領域における機能をいかに高めているかについては、患者・利用者が各領域の生活機能ができると感じているかを問うことにより可能になること、生活機能は社会の規範、制度、文化の影響を大きく受けるため、評価指標の作成にあたってはそれらへの配慮が必要であることが示唆された。また、看護援助が可能とする機能の選択の多様化の評価指標に基づいて個人の社会参画のもたらす効果を評価することにより、看護援助が社会に創出する効果を評価することに資すること、その評価は看護実践者により行われている看護サービスの質評価と密接に関連することが示唆された。
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