研究概要 |
本研究は,乳幼児の日常生活における生後2年間の縦断的映像記録を対象に,以下の二点を検討した。第一に,移動運動を介した空間認知の発達について,生態学的アプローチ(Ecological approach)に依拠した質的・量的な分析を行い,「家」という生活環境の中で行為を可能にする場所固有の資源を示した。この分析結果を基に,第二に,AR(Augmented Reality)技術を用いたアプリケーションを制作し,日常的な「家」環境における場所毎の行為のシミュレーションを可能にした。これらの成果については,今後も国際学会での発表,学術論文としての投稿を予定している。
|