研究課題
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本研究の目的は、日本語や韓国語のような言語に観察される「項削除」現象の獲得を理論・実証の両面から明らかにすることである。理論的には、「格の形態的特徴が融合的ではない言語においてのみ項削除が許される」という新しい一般化を提案し、なぜこのような一般化が成り立つのかを説明した。また、日本語を母語とする子どもが項削除の知識を早くから有していることを実験を通して明らかにした。子どもが実際に項削除に関して受け取ることのできる証拠は限られていることを考えると、この結果は、格助詞の獲得が項削除獲得の引き金になると提案する本研究の理論を支持するものであると考えられる。
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In Online Proceedings of GLOW in Asia Workshop for Young Scholars 2011
ページ: 247-261
In Proceedings of the Fifth Formal Approaches to Japanese Linguistics Conference (FAJL 5)
ページ: 217-230
Online Proceedings of GLOW in Asia Workshop for Young Scholars 2011
巻: N/A ページ: 247-261
Proceedings of the Fifth Formal Approaches to Japanese Linguistics Conference (FAJL 5), MIT Working Papers in Linguistics
巻: 64 ページ: 217-230