研究概要 |
本研究では,惑星の地殻進化の時間スケールを理解し,さらに,相対年代測定法に絶対年代基準を与えるために,様々なエコンドライト隕石についてウラン-鉛絶対年代分析を行った.その結果,それらの隕石は45.63-44.40億年前までの年代範囲を示し,また,ユークライトAgoultと未分類隕石Ibitira及びNWA6704が年代基準として利用できることが分かった.そして,これらの隕石について,ニオブ-ジルコニウム同位体分析を行った結果から,初期太陽系のニオブ-92の存在量とその均一性を評価した.
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