研究概要 |
4次元多様体の微分構造を,ハンドル分解の図式を主に用いて研究した.主な成果は以下の(1)~(3)である.なお,(2),(3)はSelman Akbulut氏(ミシガン州立大学)との共同研究である.(1)広いクラスの3次元多様体が4次元多様体であって無限個のエキゾチック微分構造を持つものの境界として実現できることを示した.(2)Gluck 手術が微分構造を変えない為の新しい十分条件を与えた.(3)互いに同相だが微分同相でないb2=2の単連結Stein 4次元多様体であって,同一の接触3次元多様体を境界に持つものを構成した.
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