研究課題/領域番号 |
23840033
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
|
研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
室 裕司 富山県立大学, 工学部教養教育, 准教授 (50385530)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 物性実験 / 近藤半導体 / 反強磁性 / 中性子散乱 / 元素置換効果 / 希土類 / 新奇な相転移 / カゴ状構造 |
研究概要 |
セリウム(Ce)三元化合物CeT2Al10(T=Ru, Os)は、近藤半導体で初めて反強磁性転移を示す。転移温度がそれぞれ27 K, 28.5Kと高いことから、CeT2Al10は従来のCe化合物とは異なる機構で反強磁性に転移すると期待されている。この新奇な反強磁性秩序機構を解明するため、中性子散乱実験、光電子分光実験、およびTやAl原子を他の元素で置換した効果を調べた。本研究によって、CeT2Al10の磁気転移は、特異な電子構造とc-f 混成の異方性によって引き起こされていることがわかった。
|