研究課題
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有機トランジスタを塗布手法で作製し、擬相補型集積回路に応用することで、印刷型有機トランジスタの良好な特性を実証した。印刷手法にはディスペンサ、インクジェットの各種印刷装置を用い、電極・半導体・絶縁膜のすべての材料において、インク化された材料を用いた。全工程を塗布手法によって作製された有機トランジスタにおいて、移動度1.0cm^2/Vs、オンオフ比10^5 以上という高い電気的性能を達成した。また、電極材料に室温で焼成するインクを用い、作製工程時に熱処理工程を必要としないトランジスタ・集積回路の駆動も実現した。擬相補型インバータ回路は5Vでも良好に駆動し、通常のP型有機インバータ回路と比して非常に良好な入出力特性を示した。擬相補型リングオシレータは20Vで良好に駆動し、発振周波数300Hzという、全工程を塗布方式によって作製された有機集積回路としては世界最高水準の性能を達成した。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (22件) (うち招待講演 1件) 備考 (3件) 産業財産権 (2件)
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http://tokitolabo.yz.yamagata-u.ac.jp/html/index.html